Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)

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7.5.2 パラメタ

入力ファイル名
HDLM 04-00または04-01をアンインストールする前に作成した,HDLMコマンドのview -pathオペレーションの表示結果を出力したファイルを,入力ファイルとして指定してください。マルチバイト文字は指定できません。

使用例

(例)
/var/tmp/old_view_path_list.txtに保存したHDLMコマンドのview -pathオペレーションの出力結果を参照して,HDLMデバイスの論理デバイスファイル名の対応表を作成します。
 
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlmlisthdev /var/tmp/old_view_path_list.txt
 

Solaris 8環境下でHDLM 04-00から新しいバージョンのHDLMへ移行する手順

移行手順を次に示します。

  1. HDLM 04-00で使用していたHDLMデバイスの論理デバイスファイル名を保存します。
    HDLM 04-00をアンインストールする前に,HDLMコマンドのview -pathオペレーションを実行して,出力結果を任意のファイル名で保存します。
     
    # /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path > /var/tmp/old_view_path_list.txt
     
  2. HDLM 04-00をアンインストールしたあと,再構成オプションを指定してホストを再起動します。
  3. 新しいバージョンのHDLMをインストールします。
  4. HDLMが正常にインストールされたことを確認するために,HDLM のパス構成を確認します。
  5. HDLM 04-00と新しいバージョンのHDLMのHDLMデバイスの論理デバイスファイル名の対応表を作成します。
    HDLM 04-00をアンインストールする前に作成した,HDLMコマンドのview -pathオペレーションの出力結果を保存したファイルを次のコマンドの入力ファイルとして指定します。コマンドを実行すると,HDLM 04-00と新しいバージョンのHDLMの論理デバイスファイル名の対応表を作成して,標準出力で出力します。次にコマンドの実行例を示します。
    [図]
    表示される項目とその説明を次の表に示します。

    表7-3 HDLM移行支援ユティリティ(dlmlisthdev)が表示する情報

    項目 説明
    OldHDevName HDLM 04-00のHDLMデバイスの論理デバイスファイル名(HDevName)を示します。「-」が表示されている場合は,新しいバージョンのHDLMをインストールする前に対応するHDevが存在していなかったことを示します。
    NewHDevName 新しいバージョンのHDLMのHDLMデバイスの論理デバイスファイル名(HDevName)を示します。「-」が表示されている場合は,新しいバージョンのHDLMをインストールしたあとに対応するHDevが存在しないことを示します。
    DskName ストレージシステム名を示します。
    iLU ストレージシステム内のLU番号を示します。
  6. HDLMデバイスを登録します。
    手順5で作成したHDLM 04-00と新しいHDLM のHDLMデバイスの論理デバイスファイル名の対応表を参照して,登録するHDLMデバイスの論理デバイスファイル名を確認します。確認後,必要に応じて,HDLMデバイスをアプリケーションに登録します。登録する手順は,「3.13 ファイルシステムの構築(ボリューム管理ソフトウェアを使用しない場合)」を参照してください。

    注意事項
    HDLMコマンドのview -pathオペレーションの表示結果を出力するファイルは,HDLMをアンインストールする際に削除されないディレクトリの下に作成してください。HDLMが使用しているディレクトリ下に作成した場合,アンインストールする際にファイルが削除されてしまいます。次のディレクトリは,HDLMをアンインストールする際に削除されてしまうので,ファイルの出力先ディレクトリとして指定しないでください。
    /opt/DynamicLinkManager
    /opt/hitachi
    /var/opt/DynamicLinkManager
    /var/opt/hitachi
     

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