Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
- VxVMをHDLMと同じホストで使用する場合,HDLMデバイスが含まれたディスクグループをbootdgに登録しないでください。
- VxVM 4.1を使用しているホストでブートディスク環境を構築した場合,VxVMのvxdisk list,vxdmpadm listenclosure allコマンドなどを実行したとき,ブートディスクに対してエンクロージャタイプ「FAKE_ARRAY」が表示されますが問題はありません。この現象については,Symantec社の「VERITAS Storage Foundation(TM) 4.1 Release Notes Solaris Maintenance Pack 1」を参照してください。
- vxinstallプログラムまたはvxdiskadmユティリティで,HDLMデバイスでディスクグループを作成したり,HDLMデバイスをディスクグループに追加したりする際にカプセル化を行う場合,KAPL08019-EおよびKAPL08022-Eのメッセージが出力されることがありますが,動作には影響ありません。
- クラスタを構成する各ノードのHDLMのバージョンは統一してください。
- HDLMはSun StorageTek RAID Managerと共存できません。HDLMをインストールする前にSun StorageTek RAID Managerをアンインストールしてください。また,次のどちらかの場合には,次に示すコマンドで,/devices/devicesのリンクファイルを削除してから,HDLMをインストールしてください。
/devices/devicesのリンクファイルの詳細については,My Oracle Supportのホームページに掲載されたBug ID 4673499のバグレポートを参照してください。このバグレポートの参照にはMy Oracle Supportのアカウントが必要です。
- Sun StorageTek RAID Managerをアンインストールしたあと
- 以前にSun StorageTek RAID Managerをインストールしていて/devices/devicesのリンクファイルがある場合
# rm /devices/devices- HDLMで管理できるデバイスに対して,Sun StorageTek Traffic Manager Software(Solaris10では,Solarisマルチパス機能(MPxIO))を適用できません。HDLMで管理できないデバイスに対してSun StorageTek Traffic Manager SoftwareまたはSolarisマルチパス機能を適用する必要がある場合には,HDLMで管理できるデバイスとHDLMで管理できないデバイスとでそれらを認識するHBAポートを分けてください※。さらに,HDLMで管理できるデバイスを認識するHBAポートに対しては,Sun StorageTek Traffic Manager Softwareの機能またはSolarisマルチパス機能を無効にする必要があります。
- 注※
- ファイバチャネルスイッチのゾーニング機能やストレージシステムのWWNセキュリティ機能を使用する方法やpoint-to-point接続で物理的にHBAポートを使い分ける方法などがあります。
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