Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)
HDLMは幾つかのプログラムを組み合わせて動作します。HDLMの操作には各プログラムが関わってくるため,それぞれの名称,位置づけ,役割を把握しておいてください。
HDLMのプログラム構成を次の図に示します。
各プログラムの役割を次の表に示します。
プログラム名 役割 HDLMコマンド コマンドを使った次の機能を提供します。
- パスの管理
- 障害情報の表示
- HDLMの動作環境の設定
HDLMユティリティ ユティリティを使った次の機能を提供します。
- 障害情報の収集
- 新規LUの追加,および既存LUの削除(HDLMデバイスの動的再構成)
- HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の作成
- 移行時の論理デバイスファイル対応表の作成
- VxVM設定ファイルの作成の支援
- HDLMのサイレントインストール
- Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのインストール
HDLMマネージャ 次の機能を提供します。
- HDLMの動作環境の設定
- パスヘルスチェックと自動フェイルバックの実行要求
- 障害ログの採取
HDLMアラートドライバ HDLMドライバが採取するログ情報をHDLMマネージャに通知します。ドライバ名はdlmadrvです。 HDLMドライバ 機能の制御,パスの管理,および障害検知をします。
HDLMドライバの構成は次のとおりです。
- コアロジック部
HDLMの基本機能を制御します。- フィルタ部
I/Oを送受信します。ドライバ名はdlmfdrvです。- HDLMネクサスドライバ
HDLMデバイスの論理デバイスファイルのコントローラ番号を予約したり,HBAのポートごとにHDLMドライバのインスタンスを管理したりします。ドライバ名は,dlmndrvです。
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