Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Solaris®用)

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2.4 プログラム構成

HDLMは幾つかのプログラムを組み合わせて動作します。HDLMの操作には各プログラムが関わってくるため,それぞれの名称,位置づけ,役割を把握しておいてください。

HDLMのプログラム構成を次の図に示します。

図2-3 HDLMのプログラム構成

[図]

各プログラムの役割を次の表に示します。

表2-3 HDLMの各プログラムの役割

プログラム名 役割
HDLMコマンド コマンドを使った次の機能を提供します。
  • パスの管理
  • 障害情報の表示
  • HDLMの動作環境の設定
HDLMユティリティ ユティリティを使った次の機能を提供します。
  • 障害情報の収集
  • 新規LUの追加,および既存LUの削除(HDLMデバイスの動的再構成)
  • HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の作成
  • 移行時の論理デバイスファイル対応表の作成
  • VxVM設定ファイルの作成の支援
  • HDLMのサイレントインストール
  • Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのインストール
HDLMマネージャ 次の機能を提供します。
  • HDLMの動作環境の設定
  • パスヘルスチェックと自動フェイルバックの実行要求
  • 障害ログの採取
HDLMアラートドライバ HDLMドライバが採取するログ情報をHDLMマネージャに通知します。ドライバ名はdlmadrvです。
HDLMドライバ 機能の制御,パスの管理,および障害検知をします。
HDLMドライバの構成は次のとおりです。
  • コアロジック部
    HDLMの基本機能を制御します。
  • フィルタ部
    I/Oを送受信します。ドライバ名はdlmfdrvです。
  • HDLMネクサスドライバ
    HDLMデバイスの論理デバイスファイルのコントローラ番号を予約したり,HBAのポートごとにHDLMドライバのインスタンスを管理したりします。ドライバ名は,dlmndrvです。

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