Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(AIX®用)
HDLMでパスの障害を検出した場合,直ちにその障害に対処して,パスを復旧してください。
パスの障害はI/Oが発行されたときにチェックされます。ノンオーナパスなど,通常I/Oが発行されないパスがある場合,パスヘルスチェック機能を有効にして,I/Oの有無に関係なく,障害を検出できるようにしてください。パスヘルスチェック機能の詳細については「2.10 パスヘルスチェックによる障害検出」を参照してください。
パスに障害がある状態で,パスヘルスチェックまたは自動フェイルバックで設定した時間間隔に到達し,パスヘルスチェックまたは自動フェイルバック処理が実行されているときに下記の処理を実行すると,応答が遅くなる場合があります。
- HDLMコマンド
- HDLMユティリティ
- HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)
- HDLMボリュームグループ操作ユティリティ
- HDLM HBA交換用ユティリティ(dlmHBAdel)
- HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)
- HDLMドライバ削除ユティリティ(dlmrmdev)
- HDLMデバイス構成チェックユティリティ(dlmchkdev)
- HDLMパーシステントリザーブ解除ユティリティ(dlmpr)
- OSのボリュームグループ操作コマンド
- mount/umountコマンド
- cfgmgrコマンド
- mkdevコマンド
- rmdevコマンド
- chdevコマンド
パスに障害がある状態で,HDLMコマンドのonlineオペレーションに-sパラメタを指定して実行すると,コマンド処理が終了するまでに時間が掛かることがあります。
パスに障害がある状態で全パスまたは複数パスを同時にonlineにするときは,-sパラメタを指定しないで実行することを推奨します。-sパラメタを指定しないで実行すると,onlineにできないパスがあったときに,次のパス実行前に確認と応答要求のメッセージを出力しますので,コマンドを中断できます。
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