Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(AIX®用)

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3.15.6 PowerHAの設定解除

HDLMが提供するPowerHA用スクリプトを登録してある場合,次に示す操作で設定を解除してください。

この項の構成
(1) ユーザー定義クラスター・イベントの削除
(2) ユーザー定義ディスク・メソッドの削除

(1) ユーザー定義クラスター・イベントの削除

ここでは,PowerHA 6.1での設定手順を説明します。設定画面に行くまでのSMITメニューは,PowerHAのバージョンによって異なる場合があります。そのため,使用するPowerHAのマニュアルもあわせて参照してください。

  1. SMIT画面から,[拡張イベント構成]画面を起動します。
    次に示すメニューを選択して起動してください。
    [通信アプリケーションとサービス]-[HACMP for AIX]-[拡張構成]-[拡張イベント構成]-[事前定義済み HACMP イベントの変更/表示]
  2. [拡張イベント構成]画面の[変更するイベント名の選択]で,次に示すイベントを選択します。
     
    get_disk_vg_fs
     
    [クラスター・イベントの変更/表示]画面が表示されます。
  3. [イベント前処理コマンド]の右横にある[リスト]ボタンを選択し,表示される一覧から「dlm_hacmp_disk_available」を削除します。
  4. SMIT画面から,[イベント前処理/後処理コマンドの構成]画面を起動します。
    次に示すメニューを選択して起動してください。
    [通信アプリケーションとサービス]-[HACMP for AIX]-[拡張構成]-[拡張イベント構成]-[イベント前処理/後処理コマンドの構成]-[ユーザー定義クラスター・イベントの除去]
  5. [イベント前処理/後処理コマンドの構成]画面の[除去するユーザー定義イベント名]から,「dlm_hacmp_disk_available」を削除します。
  6. [了解]ボタンをクリックします。
  7. /usr/sbin/cluster/diag/clconraid.datファイルに追加した「dlmfdrv」を削除します。

(2) ユーザー定義ディスク・メソッドの削除

ここでは,PowerHA 6.1での設定手順を説明します。設定画面に行くまでのSMITメニューは,PowerHAのバージョンによって異なる場合があります。そのため,使用するPowerHAのマニュアルもあわせて参照してください。

  1. SMIT画面から,[ユーザー定義ディスク・メソッドの構成]画面を起動します。
    次に示すメニューを選択して起動してください。
    [通信アプリケーションとサービス]-[HACMP for AIX]-[拡張構成]-[拡張リソース構成]-[HACMP 拡張リソース構成]-[ユーザー定義ディスク・メソッドの構成]-[ユーザー定義ディスク・メソッドの除去]
  2. [ユーザー定義ディスク・メソッドの選択]画面で,次に示すメニューを選択して,削除します。
    • HDLM Subclassnodeの場合
      disk/node/dlmfdrv
    • HDLM Subclassfcpで,かつファイバチャネル接続の場合
      disk/fcp/dlmfdrv
    • HDLM Subclassfcpで,かつSCSI接続の場合
      disk/scsi/dlmfdrv
    • HDLM Subclassfcpで,かつファイバチャネル接続,SCSI接続の両方を使用している場合
      disk/fcp/dlmfdrv
      disk/scsi/dlmfdrv

    注※
    HDLM Subclassは,HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)で確認,設定できます。HDLM動作ODM設定ユティリティ(dlmodmset)については「7.11 dlmodmset HDLM動作ODM設定ユティリティ」を参照してください。

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