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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


7.2.2 受信障害

メッセージの受信障害時のMCPの処理について,次の表に示します。

表7‒6 メッセージの受信障害時のMCPの処理(UDP)

項番

障害の内容

MCPの処理

1

サービス名不正

  1. サービス名不正を通知するメッセージログを出力します。

  2. 不正サービス名称検出通知トランザクション(ERRTRN1)を起動します。

2

受信バッファ数不足

  1. バッファ不足を通知するメッセージログを出力します。

  2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき,入力メッセージは破棄されます。

  3. 端末キューを破棄します。

3

入力メッセージ編集UOCパラメタ不正

  1. UOCパラメタ不正を通知するメッセージログを出力します。

  2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき,入力メッセージは破棄されます。

  3. 端末キューを破棄します。

4

入力メッセージ編集UOCエラーリターン

  1. UOCエラーリターンを通知するメッセージログを出力します。

  2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき,入力メッセージは破棄されます。

  3. 端末キューを破棄します。

5

受信バッファオーバフロー

  1. メッセージ受信失敗を通知するメッセージログを出力します。

  2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき,入力メッセージは破棄されます。

  3. 端末キューを破棄します。