7.1.3　送信障害

1

送信障害(コネクション障害)

1. 送信障害を通知するメッセージログを出力します。

2. コネクションを解放してMCP後処理トランザクションを起動します。

3. 送信形態によって処理が異なります。

   ・同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，および同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求の場合エラーリターンします。

   ・非同期一方送信（ee_mcp_send）要求の場合は送信障害トランザクション（ERRTRNS）を起動します。

2

出力メッセージ編集UOCエラーリターン

1. UOCエラーリターンを通知するメッセージログを出力します。

2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき，出力メッセージは破棄されます。

3. 送信形態によって処理が異なります。

   ・同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，および同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求の場合はエラーリターンします。

   ・非同期一方送信（ee_mcp_send）要求の場合は送信障害トランザクション（ERRTRNS）を起動します。

3

出力メッセージ編集UOCパラメタ不正

1. UOCパラメタ不正を通知するメッセージログを出力します。

2. 論理端末を閉塞してMCP後処理トランザクションを起動します。このとき，出力メッセージは破棄されます。

3. 送信形態によって処理が異なります。

   ・同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，および同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求の場合はエラーリターンします。

   ・非同期一方送信（ee_mcp_send）要求の場合は送信障害トランザクション（ERRTRNS）を起動します。

4

送信バッファオーバフロー

1. 送信失敗を通知するメッセージログを出力します。

2. 同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，非同期一方送信（ee_mcp_send）要求，および同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求すべてエラーリターンします。

3. 出力メッセージ編集後にオーバフローを検知した場合，送信形態によって処理が異なります。

   ・同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求のときはエラーリターンします。

   ・一方送信（ee_mcp_send）要求のときは送信障害トランザクション（ERRTRNS）を起動します。

5

送信バッファ数不足

1. メモリ不足を通知するメッセージログを出力します。

2. 同期一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，非同期一方送信（ee_mcp_send）要求，および同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求すべてエラーリターンします。

6

メッセージ送信完了時間のタイムアウト（eemcpcnのsndtim，sndsynctim，sndcmptim指定時間を超過）

1. 送信失敗を通知するメッセージログを出力します。

2. コネクションを解放してMCP後処理トランザクションを起動します。

3. 同期型一方送信（ee_mcp_sendsync）要求，同期型送受信（ee_mcp_sendrecv）要求の場合はエラーリターンします。

4. 一方送信（ee_mcp_send）要求の場合は送信障害トランザクション（ERRTRNS）を起動します。

7

メッセージ送受信完了時間のタイムアウト（eemcpcnのsndrcvtim，APIのwatchtime指定時間を超過）

1. 送信失敗を通知するメッセージログを出力します。

2. コネクションを解放してMCP後処理トランザクションを起動します。

3. エラーリターンします。