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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引


6.2 ファイルの運用

ファイルの運用方法について説明します。

ステータスファイル

TP1/EEで使用するステータスファイル以外に,MCPが使用するステータスファイルはありません。したがって,MCPを使用する場合に,ステータスファイルの設計で考慮する項目はありません。

TASKTMファイル

MCPを使用した場合,TASKTMファイルには,コネクションID,論理端末名称,およびUOC実行時間が項目として追加されます。MCP固有のTASKTMファイルはありません。

統計情報ファイル

統計情報ファイルにはMCPの個別情報はありません。したがって,統計情報ファイルの設計でMCPを使用するときに考慮する項目はありません。

メモリダンプファイル

メモリダンプファイルにはMCPの個別情報はありません。したがって,メモリダンプファイルの設計でMCPを使用するときに考慮する項目はありません。

メッセージログファイル

MCPは,システムの稼働状況を示すメッセージをログファイルへ出力します。出力先はTP1/EEが出力するメッセージログファイルと同じファイルです。したがって,メッセージログファイルの保存,および障害時の運用については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。

MCPトレースファイル

MCPは保守情報として送受信イベントのMCPトレースを取得します。また,ユーザ任意のトレースも取得します。MCPトレースの運用については,「6.2.1 MCPトレースファイルの運用」を参照してください。

参考

TASKTMファイルとMCPトレースファイルを受信IDで関連づけることで,障害対策に役立てることができます。詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。

なお,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」では,"回線トレース"を"MCPトレース"に置き換えてお読みください。

〈この節の構成〉