CBLEEMCP('ACTCNTO ') - 相手システムを指定したコネクションの確立
- 〈このページの構成〉
機能
コネクションを確立します。
コネクション確立後,MCP後処理トランザクションを起動します。
eemcpcn定義の-oオプション指定値(相手システム情報)を無視します。
コネクションの確立は非同期で行われます。そのため,この関数のステータスコード値が00000であった場合でも,コネクションの確立が失敗しているときがあります。コネクションの確立結果はMCP後処理トランザクションによって通知されます。
形式
- PROCEDURE DIVISIONの指定
CALL 'CBLEEMCP' USING 一意名1 一意名2 01 一意名1. 02 データ名A PIC X(8) VALUE 'ACTCNTO '. 02 データ名B PIC X(5). 02 FILLER PIC X(3). 02 データ名Z PIC S9(9) COMP VALUE ZERO. 01 一意名2. 02 データ名C PIC X(9). 02 FILLER PIC X(7). 02 データ名D PIC X(16). 02 データ名E PIC X(256). 02 データ名F PIC 9(4) COMP-X. 02 FILLER PIC X(6).
UAPで値を設定するデータ領域
●データ名A
コネクションの確立を示す要求コードを「VALUE 'ACTCNTO△'」と設定します。
●データ名Z
0を設定します。
●データ名C
コネクションを確立するコネクションIDを設定します。コネクションIDはMCP関連定義のeemcpcnオペランドの-y modeにclientを指定したものに限ります。コネクションIDの長さは最大8バイトです。後ろに空白を設定してください。8バイトに満たないコネクションIDを設定する場合は,後ろを空白で埋めてください。
●データ名D
相手システムのIPアドレスを設定します。
データ名Eを設定した場合はデータ名Dの設定は不要です。データ名E,データ名D共に設定した場合はデータ名D設定値が有効になります。
IPアドレスを設定する場合は,xxx.xxx.xxx.xxxの形式で設定します。xxxは,0〜255(10進数)で設定してください。ただし,0.0.0.0,255.255.255.255の設定は不可とします。
IPアドレスはデータ名Dの下位4バイトに次の形式で設定します。
●データ名E
相手システムのホスト名を設定します。
データ名Dを設定した場合はデータ名Eの設定は不要です。データ名D,データ名E共に設定した場合はデータ名D設定値が有効になります。
ホスト名の長さは最大255文字です。ホスト名の後ろに空白文字を付けてください。
ホスト名は,/etc/hostsファイル,DNSなどで,IPアドレスとマッピングできるように指定する必要があります。
●データ名F
相手システムのポート番号を設定します。
ポート番号はホストバイトオーダー形式の数値で設定してください。数値は,1〜65535の符号なし整数で設定してください。
TP1/EEから値が返されるデータ領域
●データ名B
ステータスコードが,5けたの数字で返されます。
ステータスコード
|
ステータスコード |
意味 |
|---|---|
|
00000 |
正常に受け付けました。 |
|
00001 |
TP1/EE環境下にありません。 |
|
00004 |
UOCから発行しているため,この機能は使用できません。 |
|
10003 |
データ名Aに設定した値が間違っています。 |
|
10009 |
発行条件が不正です。 |
|
10005 |
データ名Zに設定した値が間違っています。 |
|
10040 |
指定したIPアドレスまたはホスト名が不正です。 |
|
10041 |
指定したポート番号が不正です。 |
|
10010 |
指定したコネクションIDが不正です。 |
|
10030 |
メモリ不足が発生しました。 |
|
10027 |
システムエラーが発生しました。 |
|
10048 |
指定したコネクションはすでに使用中です。 |