高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache SQLプログラミング
ここでは,定数について説明します。
定数は,プログラム中で値を変更できないデータです。定数には,数値を表す数定数と文字列や時刻印を表す一般定数があります。
定数::={数定数|一般定数} 数定数::={真数定数} 真数定数::={整数定数|10進数定数} 一般定数::={文字列定数|時刻印定数} |
定数の表記法を次の表に示します。
表1-16 定数の表記法
| 項番 | 定数 | 表記法 | XDBで解釈するデータ型 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 整数定数 | 〔符号〕符号なし整数
-123 45 6789 |
符号なし整数は,数字の並びで表します。 符号は,+または−で表します。 |
INTEGER |
| 2 | 10進数定数 | 〔符号〕整数部.小数部
12.3
-456.
.789
|
整数部と小数部は符号なし整数で表します。整数と小数のどちらかを指定する必要があります。小数点は必ず付けてください。 | DECIMAL(m〔,n〕)
|
| 3 | 文字列定数 | '文字列'
'HITACHI' '88' '''95.7.30' |
文字列は半角文字,または全角文字の列で表します。文字列にアポストロフィ(')を記述する場合,1個のアポストロフィを表すために2個続けて記述してください。 | CHAR(n)
|
| 4 | 時刻印定数 | TIMESTAMP'YYYY-MM-DD hh:mm:ss.nn…n'
TIMESTAMP'2008-07-08 11:03:58' TIMESTAMP'2008-07-08 11:03:58.12' TIMESTAMP'2008-07-08 11:03:58.1234' TIMESTAMP'2008-07-08 11:03:58.123456' |
年(YYYY),月(MM),日(DD)をハイフン(-)で結び,空白を含めてから,さらに時(hh),分(mm),秒(ss)をコロン(:)で結び「'YYYY-MM-DD hh:mm:ss'」として表現します。 年(YYYY),月(MM),日(DD)がけた数に満たない場合は,足りないけた数分だけ左側に0を補ってください。同様に,時(hh),分(mm),秒(ss)がけた数に満たない場合は,足りないけた数分だけ左側に0を補ってください。小数秒精度を表現する場合,秒(ss)と小数秒(nn…n)の間を,ピリオドで結んでください。小数秒精度を省略し,ピリオドだけを指定すると,小数秒精度が0のデータとして扱われます。小数秒精度が7以上の場合はエラーとなります。 |
TIMESTAMP〔(p)〕 |
数定数の使用上の制限を次の表に示します。
| 項番 | 数定数 | 範囲 | 指定できるけた数の最大値(上位の無効数字0のけた数を含む) |
|---|---|---|---|
| 1 | 整数定数※ | -2147483648〜2147483647 | 10けた |
| 2 | 10進数定数 | -(1030−1)〜-10-29,0,および,10-29〜(1030−1) | 29けた |
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