高速トランザクション処理基盤 TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引

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8.1 チューニングの手順

ここでは,チューニングの考え方とチューニングで使用する情報について説明します。

<この節の構成>
(1) チューニングの考え方
(2) チューニングで使用する情報

(1) チューニングの考え方

データベースをチューニングするには,処理性能の観点からチューニングを進める必要があります。しかし,処理性能の向上だけを考えると,マシンのメモリ容量が不足することがあります。このため,処理性能,マシンのメモリ容量のバランスを考えてチューニングを行う必要があります。

(2) チューニングで使用する情報

チューニングで使用する情報を次の表に示します。

表8-1 チューニングで使用する情報

項番 チューニングで使用する情報 説明
1 データベースの物理解析情報 DBエリアの格納効率に関するチューニングを行うときに使用します。eexdbstaコマンドで取得できます。
出力される情報については,「10.運用コマンド」の「eexdbsta(データベースの状態解析)」を参照してください。
2 データベースの論理解析情報 DBエリアの格納効率に関するチューニングや,インデクスに関するチューニングを行うときに使用します。eexdbstaコマンドで取得できます。
出力される情報については,「10.運用コマンド」の「eexdbsta(データベースの状態解析)」を参照してください。
3 TASKTM情報 SQLに関するチューニングを行うときに使用します。出力される情報については,「7.3.1 TASKTM情報に出力されるXDBに関する情報」を参照してください。
4 システム統計情報 SQLに関するチューニングを行うときに使用します。出力される情報については,「7.3.2 システム統計情報に出力されるXDBに関する情報」を参照してください。