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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB96259-E

共有メモリの合計値がシステムの上限を超えました。理由=aa....aa

The total value of the shared memory exceeded the upper limit of the system. reason = aa....aa  (E)(1)(NOS)

共用メモリの合計値がシステムの上限を超えました。

aa....aa:エラーの原因

SHMALL:システムで使用できる共用メモリサイズ

FSIZE:ファイルに書き込めるサイズ

MLOCK:共用メモリに固定できるサイズ

(S)処理を続行します。

(O)なし。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

理由コード

意味

対策

SHMALL

OSで設定されている共用メモリの上限を超えているため,XDB起動時に共用メモリ不足で起動できません。

OSの設定を変更して,使用できる共用メモリサイズを増加させてください。

FSIZE

ファイル書き込みサイズオーバのため,ダンプ出力が発生した場合にDBエリア上のユーザデータを書き込むファイルが作成できません。

OSの設定を変更して,使用できるファイルサイズを増やしてください。

MLOCK

共用メモリを固定するために十分なサイズが,OSで確保されていません。共用メモリが固定されない状態でシステムが動作するおそれがあります。

共用メモリの固定を行わないようにするか,またはsetrlimit_memlockオペランドを指定してください。

なお,setrlimit_memlockオペランドの設定値は定義チェックコマンドでは反映されないため,定義チェックコマンドではエラーが報告されますが,XDBでは正しく共用メモリ固定を行うことができます。

また,コマンドの実行環境とXDBの実行環境が異なる場合,OSの設定値によっては,コマンドの実行環境ではエラーになるが,XDBの実行環境ではエラーにならないことがあります。