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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB66005-E

ファイル入出力中にエラーが発生しました。(エラー理由=aa....aa,関数名=bb....bb,エラー番号=cc....cc,保守情報=dd....dd)

A file I/O error occurred. (reason = aa....aa, func = bb....bb, errno = cc....cc, (dd....dd))  (E+P+L)(2)(NOS)

ファイルへの入出力エラーが発生しました。

aa....aa:エラーの理由

次の表を参照してください。

aa....aaの値

説明

File-lock

該当するファイルは,ほかのユーザが使用しています。

Invalid-environment

unameシステムコールで得られる設定値が誤っているため,ストリーミングテープ装置が使用できません。OSが正しく組み込まれているか,また,OSのバージョンや関連プログラムプロダクトの前提条件に合っているかを確認してください。

Invalid-parameter

指定したパラメタの組み合わせが不正です。

Invalid-path

次に示すどちらかの原因が考えられます。

  • パス名が誤っています。

  • プログラム実行中に,操作対象のファイルに対する操作(削除,更新など)をしています。

Invalid-permission

次に示すどれかの原因が考えられます。

  • 指定したファイルのパーミッションが不正です。

  • 書き込みファイルに対して,読み取り専用ファイルを指定しています。

  • ほかのアプリケーションで開かれたファイルを指定しています。

File-format

次に示すどちらかの原因が考えられます。

  • 指定した形式と実際のファイル形式が異なります。定義から計算する入力ファイル行長よりも,実際にファイルから入力した行長(改行までの長さ)が大きい場合,このエラーになることがあります。

  • 表識別子,またはインデクス識別子を指定するファイルの形式が不正です。

File-sequence

マルチボリュームのファイル順序が不正です。

Invalid-device

指定されたファイルのエントリタイプ(属性)が不正です。エントリタイプが識別できる場合は英字1文字を括弧で囲んで表示します。ファイル名を指定する必要がある個所にディレクトリ名を指定(またはその逆)しているおそれがあります。

No-file

読み込み用のファイルがありません。または,書き込み中のファイルが削除されました。

No-space

書き込むファイルに十分な容量がありません。

No swap-file

マルチボリューム用のスワップファイルがありません。容量を見直してください。またはマルチボリュームを指定してください。

Same-file

マルチボリュームのファイルとして,直前に処理したファイルと同じファイルを指定しています。または,マルチボリュームへの書き込み時,現ボリューム以前のボリュームに上書きしようとしました。

Unmatch-entry

ヘッダがあるファイルに対して,ヘッダ中のエントリが制御情報ファイルの指定と一致しません。一致しないエントリ名称を括弧で囲んで表示します。

no-data

同期点で記憶されているデータ件数分のデータが,指定されたファイルにありません。

bb....bb:エラーが発生したシステム関数名

cc....cc:システム関数が返却したエラー番号

dd....dd:障害を検知したファイル名と行番号

(S)処理を終了します。

(O)エラーの理由,システム関数名,およびエラー番号を参照してエラーの原因を取り除いたあとに処理を再度実行してください。

XDB開始時のインポート処理でこのメッセージが出力された場合は,エラーの原因を取り除いたあとにXDBを再開始してください。

eexdbimportコマンドの実行時にこのメッセージが出力された場合は,インポート対象表およびそのインデクスを格納しているDBエリアを回復する必要があります。DBエリアを回復したあとに,eexdbimportコマンドを再度実行してください。DBエリアの回復方法については,マニュアル「TP1/EE/Extended Data Cache 使用の手引」の「eexdbimport(表データのインポート)」の注意事項を参照してください。

〔対策〕なし。