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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB55715-E

ネゴシエーションに失敗しました。BCSの機能を停止します。理由コード1=aa....aa,理由コード2=bb....bb,接続先情報1=cc....cc,接続先情報2=dd....dd,詳細コード1=ee....ee,詳細コード2=ff....ff

Negotiation failed. BCS functionality will now stop. reason code 1 = aa....aa, reason code 2 = bb....bb, connection destination information 1 = cc....cc, connection destination information 2 = dd....dd, detail code 1 = ee....ee, detail code 2 = ff....ff  (E+P+L)(2)(SUP)

ネゴシエーションに失敗しました。BCSの機能を停止します。

aa....aa:理由コード1

bb....bb:理由コード2

理由コード1,理由コード2の意味と対策を表に示します。

cc....cc:接続先情報1

BCMのTP1/EEが動作するTP1/Server Baseのノード識別子

dd....dd:接続先情報2

BCMのTP1/EEのサービスグループ名

ee....ee:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

ff....ff:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

(S)BCSの機能を停止してTP1/EEを続行します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

BCSのTP1/EEの定義を修正する場合は,BCSのTP1/EEを正常終了してから定義を修正してください。BCMのTP1/EEの定義,またはTP1/FSPのOBM構成定義ファイルを修正する場合は,BCMのTP1/EEと,このメッセージを出力したBCSのTP1/EEを停止してから定義を修正してください。

理由コード1

理由コード2

意味

対策

COMMUNICATION

-311

接続先のOBMサービスの起動に失敗しました。

BCSのTP1/FSPのOBM関連定義のbcssvgdef定義コマンドで,-nオプションと-gオプションを見直してください。

-311以外

接続先との通信に失敗しました。

このメッセージが繰り返し出力される場合は,このメッセージの前に出力されているKFSB403XXメッセージ,またはKFSB503XXメッセージ(XX:00〜99)を参照して,原因を取り除いてください。

または,ee_rpc_call_to関数について,理由コード2に示すリターン値の原因を調査してください。

ENDIAN

*

BCMとBCSのエンディアンが異なります。

BCMとBCSのエンディアンは同一となるようにしてください。

OBM

*

BCMとBCSでOBM管理表が異なります。

BCMとBCSのTP1/FSPのOBM関連定義のobmstsdef定義コマンドを見直してください。

SERVICE_NAME

OBMサービス名

TP1/FSPのOBM構成定義で指定されているOBMサービス名が,BCSのTP1/EEサービス定義に設定されていません。

次の内容を見直してください。

  • OBM構成定義のobmdef定義コマンドで指定する,-tオペランド

  • BCSのTP1/FSPのユーザサービス定義のobm_serviceオペランド

SVG_NAME

*

BCMのTP1/EEサービス定義に指定しているBCSのサービスグループと,BCSのTP1/EEサービス定義に指定しているサービスグループが一致していません。

次の内容を見直してください。

  • BCMのTP1/FSPのOBM関連定義のbcmsvgdef定義コマンドで,-gオプションに設定しているサービスグループ名

  • BCSのプロセス関連定義のservice_groupオペランド

UOC

service_uoc_use

TP1/FSPのOBM構成定義では,サービス名決定UOCを使用するOBMが指定されていますが,BCSのTP1/EEにサービス名決定UOCが組み込まれていません。

次の内容を見直してください。

  • OBM構成定義のobmdef定義コマンドに指定する,-tオプションのservice_uoc_useオペランド

  • BCSのOBM関連定義のbcsuocfunc定義コマンドの-sオプション

skip

TP1/FSPのOBM構成定義では,スキップデータUOCを使用するように指定されていますが,BCSのTP1/EEにスキップデータUOCが組み込まれていません。

次の内容を見直してください。

  • OBM構成定義のobminit定義コマンドに指定する,-uオプションのskipオペランド

  • BCSのOBM関連定義のbcsuocfunc定義コマンドの-dオプション

trnlevel_uoc_use

OBM構成定義では,OBMのトランザクションレベル名判定UOCを使用するOBMが定義されていますが,BCSのTP1/EEにOBMのトランザクションレベル名判定UOCが組み込まれていません。

OBM構成定義のobmdefの-k trnlevel_uoc_useオペランドとBCSのTP1/EEサービス定義のbcsuocfuncの-pオプションを見直してください。