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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option メッセージ


KFSB50310-E

RPCサービスの受信処理で障害が発生しました。IPアドレス=aa....aa,ポート番号=bb....bb,理由コード=cccc,詳細コード=dd....dd,保守情報=ee....ee

An error occurred in the receive processing of RPC services. IP address = aa....aa, port number = bb....bb, reason code = cccc, detail code = dd....dd, maintenance information = ee....ee  (E+P+L)(2)(SUP)

RPCサービスの受信処理で障害が発生しました。

aa....aa:相手システムのIPアドレス

bb....bb:相手システムのポート番号

cccc:理由コード

理由コードの意味と対策を表に示します。

dd....dd:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

ee....ee:TP1/EEがトラブルシュートで使用する情報

(S)受信メッセージを破棄します。

(O)OpenTP1管理者に連絡してください。

〔対策〕理由コード一覧を見て対策してください。

理由コード

意味

対策

0011

受信バッファ数が不足しました。

メモリ関連定義のrecv_message_buf_cntオペランドの指定値を見直して,再実行してください。

0012

フラグメント用バッファ数が不足しました。

RPC関連定義のfragment_buf_noオペランドの指定値とサービスグループ情報関連定義のmysvgdef定義コマンドおよびmyreplydef定義コマンドの-fオプションの指定値を見直して,再実行してください。

0013

受信バッファ長が不足しました。

メモリ関連定義のrecv_message_buf_sizeオペランドの指定値を見直して,再実行してください。

0020

受信メッセージ待ち合わせ中に相手システムがコネクションを切断しました。

相手システムの状態を確認して,再実行してください。また,自システムと相手システムで,RPC関連定義の一時クローズ機能使用有無(rpc_reply_sockctl_use, rpc_recv_sockctl_use)オペランドの設定値を見直して,再実行してください。

0022

システムコール(read)エラーが発生しました。

保守員に連絡してください。

0031

不正なメッセージを受信しました。

保守員に連絡してください。

0032

サービスグループ名が不正なメッセージを受信しました。

サービス要求元の定義を見直して,再実行してください。

0051

未受信メッセージの待ち合わせでタイムアウトを検知しました。

相手システムの状態を確認して,再実行してください。

0052

フラグメントメッセージの待ち合わせでタイムアウトを検知しました。

相手システムの状態を確認して,再実行してください。

0053

コネクション確立から初回RPCメッセージ受信までの間に,タイムアウトを検知しました。

相手システムの状態を確認して,再実行してください。

0061

TP1/EEがクライアント側の場合

受信した応答データ長がメッセージ格納領域を超過しました。

TP1/EEがサーバ側の場合

out_lenがメッセージ格納領域超過の応答型RPC要求を受けました。

メモリ関連定義のmax_outmessage_sizeオペランドの指定値を見直して,再実行してください。

0062

サポートしていないバージョンのRPC要求を受信しました。

相手システムのバージョンを確認して,再実行してください。

0101

PCE数が不足しました。

メモリ関連定義のpce_noオペランドの指定値を見直して,再実行してください。

0102

ノード間負荷バランス機能を使用している場合,次に示す原因によって自プロセスおよび他プロセスのサービスが実行できません。

  • トランザクション属性の不一致

  • RPCメッセージの最大長拡張機能をサポートしている製品バージョンの不一致

指定サービスグループにTP1/Server Baseのプロセスが含まれる場合,該当プロセスのatomic_updateオペランドの指定値を確認したあと,再実行してください。

入力パラメタ長(in_len)として1MBより大きい値を指定する場合は,RPCメッセージの最大長拡張機能をサポートしている製品バージョンのプロセスがあることを確認後,再実行してください。

9000

受信バッファの割り当てで内部矛盾を検知しました。

保守員に連絡してください。

9100

転送処理中に内部矛盾を検知しました。

保守員に連絡してください。

9101

9201

受信メッセージの解析処理中に内部矛盾を検知しました。

保守員に連絡してください。

9202

注※

サービス要求元の指定した入力パラメタ長(in_len)が1MBより大きく,しかもRPCメッセージの最大長拡張機能をサポートしている製品バージョン(TP1/EEの場合は07-00以降,TP1/Server Baseの場合は06-02以降)のプロセスがない場合も不一致となります。