KFSBn1n2n3n4n5-X
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メッセージテキスト (Y)(L)(DDD)
メッセージの意味を説明します。
(S)システムがメッセージを出力したあとにする主な処理を示します。
(O)メッセージ確認時,オペレータが行う必要のある処置を示します。
(P)メッセージ確認時,プログラマが行う必要のある処置を示します。
〔対策〕メッセージ確認時のTP1/EE管理者の処置を示します。
- 注
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メッセージ中の,オペレータの処置,または対策で「保守員に連絡してください。」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。
- 〈このページの構成〉
メッセージIDの記号の説明
メッセージIDの記号の意味を次に示します。
KFSB:TP1/EEのメッセージであることを示します。
n1n2n3n4n5:メッセージの通し番号を示します。
- X:メッセージの種類を示します。
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メッセージの種類を次の表に示します。
表1‒2 メッセージの種類 種類
意味
E
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TP1/EEの稼働できない障害が起きたことを示しています。
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TP1/EEの環境設定誤り,定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りによって動作できないことを示しています。
W
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各ライブラリ,コマンド,サーバからのメモリの使用状況などについての警告を示しています。
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環境設定誤り,定義誤り,コマンドのオペランド指定誤りはありましたが,値を仮定して動作を続行することを示しています。
I
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上記E,Wに該当しないメッセージで,単純に動作(起動/終了,コマンド実行など)を示しています。
Q
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出力メッセージに対するユーザからの応答を待っていることを示しています。
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- Y:メッセージの出力先種別を示します。
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一つのメッセージが,複数の出力先種別を持つ場合は,出力される可能性のある種別を'+'でつないであります。'+'でつながれた出力先種別に該当メッセージが同時に出力されることを示します。','で区切られた出力先種別は,','の前の出力先種別または','のあとの出力先種別のどちらかに出力されることを示します。
'L'だけの場合は省略し,空白にします。
メッセージの出力先種別を次の表に示します。
表1‒3 出力先種別 種類
出力先
E
標準エラー出力
S
標準出力
P
メッセージログファイル
L
syslog
A
SQL連絡領域(SQLCA)※
- 注※
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XDB使用時に出力します。なお,コマンドを実行したときに出力されるKFSB30000〜KFSB39999メッセージの出力先はEまたはLになります。
- L:メッセージの出力レベルを示します。
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メッセージの出力先がsyslogの場合,メッセージログ関連定義のlog_syslog_outオペランドで,出力するメッセージのレベルを指定できます。コマンド実行時に表示されるメッセージには,出力レベルは設定されていません。
メッセージの出力レベルを次の表に示します。レベルの数字が小さいほど,優先順位の高いメッセージです。
表1‒4 出力レベル レベル
メッセージの種類
1
I
TP1/EEの起動および終了などを示すメッセージ
E
プロセスダウンなどの致命的な障害を示すメッセージ
Q
ユーザからの応答が必要なメッセージ
このメッセージは,コンソール出力のため常に出力されます。
2
E
業務レベルでの障害などを示すメッセージ
3
E
基本レイヤ(部品)の障害を示すメッセージ
4
W
処理続行に支障はないが,ユーザに状況(障害)を通知するメッセージ
5
I
スレッド起動,コネクション確立などの情報を示すメッセージ
6
I
レベル5よりも優先順位が低い情報を示すメッセージ
- DDD:TP1/FSPのメッセージ出力抑止の対象のメッセージかどうかを示します。メッセージ出力抑止については,TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。
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表1‒5 メッセージ出力抑止種別 種類
出力先
SUP
出力抑止の対象のメッセージ
NOS
出力抑止の対象外のメッセージ
なお,メッセージ出力抑止の関数の発行前に出力されたメッセージは,抑止対象のメッセージ(SUP)でも,抑止対象外となります。