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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_mem_mdpstart【XTC限定】

〈このページの構成〉

名称

大量処理用メモリ管理機能の使用開始

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eemem.h>
int ee_mem_mdpstart(EELONG flags)

機能

大量処理用メモリ管理機能を有効にします。

UAPで値を設定する引数

●flags

EENOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDBPP

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EEMEMER_ARGUMENT

引数に設定した値が間違っています。

EEMEMER_CONDITION

関数の呼び出し条件が不正です。

ee_mem_mdpstart関数がエラーになる場合

ee_mem_mdpstart関数がエラーリターンする場合について説明します。

プロセス関連定義のxtc_useオペランドにYを指定していない場合

ee_mem_mdpstart関数はEEMEMER_CONDITIONのリターン値でエラーリターンします。

メモリ関連定義のmemory_mdpsys_area_sizeオペランドまたはmemory_mdpusr_area_sizeオペランドのどちらも指定していない場合

ee_mem_mdpstart関数はEEMEMER_CONDITIONのリターン値でエラーリターンします。

注意事項

  1. UAP終了後のトランザクションが終了するまで,大量処理用メモリ管理機能は継続します。

  2. 大量処理用メモリ管理機能を使うUAP内で,大量処理用ユーザ領域ではなくユーザワーク領域からFREE属性のセグメントを取得したい場合,この関数の前にee_mem_getwkseg関数を発行する必要があります。