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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_mem_getwkseg

〈このページの構成〉

名称

ワークセグメントの割り当て

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eemem.h>
int ee_mem_getwkseg(EEULONG seg_type, EEULONG seg_sz,
                    void **seg_pt, EELONG flags)

機能

ユーザが使用するワークセグメントを割り当てます。

UAPで値を設定する引数

●seg_type

ワークセグメントの利用形態によって,次のように設定します。

EE_SEGTYPE_UAPWORK

TASK属性セグメント(ワークセグメントのうち,該当するトランザクションでだけ使用できるセグメント)

EE_SEGTYPE_UAPFREE

FREE属性セグメント(ワークセグメントのうち,複数のトランザクション間で使用できるセグメント)

●seg_sz

割り当てるワークセグメントの長さを設定します(単位:バイト)。1〜16777216の範囲で指定してください。

●seg_pt

ワークセグメントのアドレスを格納する領域のアドレスを設定します。

●flags

EENOFLAGSを設定します。

TP1/EEから値が返される引数

●seg_pt

ワークセグメントのアドレスが返されます。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EEMEMER_ARGUMENT

引数に設定した値が間違っています。

EEMEMER_CONDITION

関数の呼び出し条件が不正です。

EEMEMER_NOSEGMENT

セグメントが不足しました。

注意事項

  1. 関数が正常に終了したときだけ,ワークセグメントを使用できます。

  2. ワークセグメントの割り当て時に領域破壊を検知した場合は,プロセスダウンします。