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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


ee_dbq_inqsrv

〈このページの構成〉

名称

DBキューサービスの接続照会

形式

ANSI C,C++の形式

#include <eedbq.h>
int ee_dbq_inqsrv(char *svname, EEULONG *srv_sts, void *dbq_list,
                  EEULONG in_cnt, EEULONG *out_cnt, EELONG flags)

機能

DBキューサービスと接続されているDBキュー名を照会します。

UAPで値を設定する引数

●svname

DBキューサービス名を31バイト以内のアスキー文字列で設定します。文字列の末尾にはNULL文字を付けてください。このNULL文字は文字列の長さに数えません。

●srv_sts

DBキューサービスの閉塞状態を格納する領域のアドレスを設定します。

●dbq_list

DBキューサービスと接続されているDBキュー名を格納する領域のアドレスを設定します。この領域には,DBキュー名の配列を格納します。一つのDBキュー名の長さは28バイトです。

●in_cnt

DBキュー名の配列を格納する領域の配列要素数を設定します。dbq_listで設定した格納領域は,(28×in_cntの値)分の長さが必要です(単位:バイト)。

●out_cnt

DBキュー名の個数を格納する領域のアドレスを設定します。

●flags

EENOFLAGSを設定します。

TP1/EEから値が返される引数

●srv_sts

DBキューサービスの閉塞状態が返されます。

EEDBQ_INQSRV_ACT

閉塞解除中

EEDBQ_INQSRV_PCT

障害による閉塞中

EEDBQ_INQSRV_CCT

コマンドまたはAPI関数による閉塞中

EEDBQ_INQSRV_ECT

永久閉塞中(エントリポイントなし)

●dbq_list

DBキューサービスと接続されているDBキュー名の配列が返されます。

●out_cnt

DBキューサービスと接続されているDBキュー名の個数が返されます。

リターン値

リターン値

意味

EE_OK

正常に終了しました。

EECOMER_CNDBPP

オフラインバッチプロセスから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_CNDUOC

UOCから発行しているため,この機能は使用できません。

EECOMER_ENVIRON

TP1/EEの環境下にありません。

EEDBQER_ARGUMENT

引数に設定した値が間違っています。

EEDBQER_CONDITION

関数の呼び出し条件が不正です。

EEDBQER_LIST_SZ

DBキュー名リストサイズが不足しています。このとき,引数out_cntには該当するDBキュー数が設定されていますので,引数in_cntの設定値を再考する必要があります。

EEDBQER_NO_LIBRARY

DBキュー機能のライブラリがリンケージされていません。

EEDBQER_NO_OPTION

DBキュー機能は使用できません。

EEDBQER_NO_SERVICE

引数に設定したサービス名は存在しません。

EEDBQER_TIMING

このAPI関数を呼び出せる状態ではありません。

EEDBQER_UNRESOLVABLE

そのほかのエラーが発生しました。

注意事項

DBキュー名の配列を格納する領域が不足した場合(リターン値EEDBQER_LIST_SZ)でも,引数in_cntに設定した要素数分のDBキュー名は返されます。