2.8.4 メッセージ受信処理を実行できない場合
リモートAPI機能では,次の場合はメッセージ受信処理を実行できません。
- 〈この項の構成〉
(1) 不正メッセージを受信した場合
rapクライアントから受信したメッセージのサイズが不正であったり,またはヘッダの設定値が不正であったりした場合は,メッセージ受信処理をしないで次の処理をします。
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メッセージログを出力する。
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エラー応答できる場合は,エラー応答メッセージを送信する。
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TCPコネクションを切断する。
(2) リソース不足を検知した場合
rapクライアントからの代理実行要求メッセージ受信時,受信バッファ不足や処理キュー不足などのリソース不足で,メッセージ受信処理を実行できない場合は,リソースの確保,およびメッセージ受信処理をリトライします。リトライしてもリソース不足でメッセージ受信処理を実行できない場合は,メッセージ受信処理をしないで次の処理をします。
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メッセージログを出力する。
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TCPコネクションを切断する。
常設コネクション確立要求または代理実行要求の処理中にリソース不足が発生した場合は,常設コネクション確立要求,または代理実行要求の処理完了時にTCPコネクションを切断します。