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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


2.6.2 運用コマンド実行機能の処理

運用コマンド実行機能を使用すると,あらかじめ起動されたTP1/EEとは別のSPP(運用コマンド実行サーバ)に対して同期型RPCでサービスが要求されます。運用コマンド実行サーバは,コマンドを実行し,処理結果をUAPに返します。

運用コマンド実行機能の処理概要を次の図に示します。

図2‒38 運用コマンド実行機能の処理概要

[図データ]

運用コマンド実行機能は,運用コマンド実行サーバに対して同期型RPCでサービスを要求するため,コマンド実行の処理結果がUAPに返されます。ただし,&をコマンド文字列の最後に付加したコマンドを,この機能で実行する場合は,バックグラウンドで処理を実行します。バックグラウンドで処理を実行した場合は,コマンドを実行した処理結果が返される前に,関数の処理結果がUAPに返されるため,コマンドを実行した処理結果をUAPが受け取れません。