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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


2.5.3 オンラインバッチ機能で実行できる処理

オンラインバッチ機能で実行できる主な処理の一覧を次の表に示します。

表2‒5 オンラインバッチ機能で実行できる処理

処理

内容

バッチ処理の開始

任意のトランザクションからee_dbq_obsstart関数を呼び出すことによって,ロットのバッチ処理の開始要求をします。

バッチ処理の開始要求をしたトランザクションのコミットを契機に,バッチ処理トランザクションを起動します。

バッチ処理の終了

イベント型オンラインバッチ処理のバッチ処理トランザクションからee_dbq_obsend関数を呼び出すことによって,ロットのバッチ処理の終了要求をします。

バッチ処理の終了要求は,バッチ処理トランザクションの起動対象ロットに対してできます。

バッチ処理の終了要求をしたトランザクションのコミットを契機に,正常終了のバッチ終了トランザクションを起動します。

バッチ処理の中断

バッチ処理トランザクションからee_dbq_obsstop関数【CBLEEDBQ('OBSSTOP ')】を呼び出すことによって,ロットのバッチ処理の中断要求をします。

バッチ処理の中断要求は,バッチ処理トランザクションの起動対象ロットに対してできます。

バッチ処理の中断要求をしたトランザクションのコミットを契機に,中断のバッチ終了トランザクションを起動します。

バッチ処理の強制終了

バッチ処理トランザクション以外の任意のトランザクションからee_dbq_obscancel関数【CBLEEDBQ('OBSCAN ')】を呼び出すことによって,中断中のバッチ処理の強制終了要求をします。

バッチ処理の強制終了要求をしたトランザクションのコミットを契機に,強制終了のバッチ終了トランザクションを起動します。

ロールバック要求時のメッセージの読み出しスキップ

データ型オンラインバッチ処理のバッチ処理トランザクションのロールバック要求時に,ee_dbq_obsrbskip関数【CBLEEDBQ('OBSRBSP ')】を呼び出すことによって,読み出したメッセージのロールバック処理をしないで,読み出し済みにします。

メッセージの読み出しスキップ要求は,バッチ処理トランザクションの起動対象ロットに対してできます。

次に起動するバッチ処理トランザクションでは,前回読み出し済みにしたメッセージの次のメッセージを読み出します。