2.5.1 オンラインバッチ機能の概要
オンラインバッチ機能の概要について説明します。
(1) ロット単位の処理
ロットとは,ユーザデータを任意の単位にまとめたものです。オンラインバッチ機能では,ロット単位でバッチ処理を行います。大量のデータをロット単位で処理してデータベースの負荷を分散させることによって,データベースの競合を回避できます。ロットは1階層で構成され,一つのロットに対して,一つのトランザクションを起動できます。
(2) トランザクションの種類
オンラインバッチ機能では,次に示すサービストランザクションによってバッチ処理を制御します。
(3) オンラインバッチサービスの指定
バッチ処理の開始時に,ロット単位に任意のオンラインバッチサービスを指定して処理できます。バッチ処理開始時のオンラインバッチサービスは,オンラインバッチ機能関連定義のdbqobssrvdef定義コマンドおよびdbqobslotdef定義コマンドの-vオプション,またはee_dbq_obsstart関数【CBLEEDBQ('OBSSTART')】で指定します。
ただし,バッチ処理の終了時の場合は,TP1/EE全体でオンラインバッチサービスを一つだけ指定できます。バッチ処理の終了時のオンラインバッチサービスは,バッチ機能関連定義のdbqobssrvdef定義コマンドの-eオプションで指定します。