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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引


1.2.1 サーバUAP(SPP)としてのTP1/EE

TP1/EEは,サーバUAP(SPP)として使用します。TP1/EEは,UAP共用ライブラリと実行形式ファイルを組み合わせてSPPになります。

クライアント/サーバ形態の通信で使用するUAPの概要を次の図に示します。

図1‒3 クライアント/サーバ形態の通信で使用するUAPの役割と位置の概要

[図データ]

クライアントUAPは関数を呼び出して,SPPのサービスを要求します。SPPがどのノードにあるかは,クライアントUAPで意識する必要はありません。

SPPは,サービスを要求されてから業務を開始します。サービスを要求されない間は,要求されるのを待っている状態となります。

SPPでは,SPPのノードにあるユーザファイルへアクセスして,サーバの業務をします。TP1/EE専用のファイルへライブラリ関数でアクセスしたり,DBMSへSQL文でアクセスしたりできます。

SPPからさらに別のSPPへサービスを要求して,業務処理をネストさせることもできます。

SPPの概要を次の図に示します。

図1‒4 SPPの概要

[図データ]