付録E.6 変更内容(3000-3-F51-20)
次の製品の変更内容(3000-3-F51-20)を表に示します。
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uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option 07-80
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uCosminexus TP1/Server Base Enterprise Option(64) 07-80
追加・変更内容
TP1/EEのオプション製品として,TP1/FSPをサポートした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- プロセス関連定義
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fsp_use
次のオペランドの説明を変更した。
- メモリ関連定義
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send_message_buf_cnt
- ユーザサービス関連定義
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service
次のオペランドの指定値を追加した。
- トラブルシュート関連定義
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trb_tasktm_type
trb_stc_sys_kind
次のコマンドを変更した。
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eedefchk
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eelspce
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eememls
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eetrblinedump
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eetrblineed
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eetrbstced
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eetrbstcse
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eetrbtaskdump
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eetrbtasked
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eetrbuapdump
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eetrbuated
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eetrntim
次のトランザクション種別を追加した。
CU,JI,UT
次のシステム統計情報を追加した。
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UAP履歴情報
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SDBハンドラ情報
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OBM情報
通信先を指定したサービスの要求をできるようにした。
ネームサービスで管理するサーバUAPの取得数を拡張できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- RPC関連定義
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rpc_name_service_extend
また,次のオペランド,および定義コマンドのオプションの説明を変更した。
- メモリ関連定義
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recv_message_buf_size
recv_message_buf_cnt
- サービスグループ情報関連定義
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myreplydef定義コマンドの-f
dc_rpc_call_to関数を使用してサービス要求をする場合に,DCRPC_DIRECT_SCHEDULE関数で設定する引数に,nidを追加した。
サービス要求を送信する場合に,サービス要求先のトランザクションインタフェース情報に,サービス要求元のTP1/Server Baseのノード識別子またはTP1/EEのノード識別子を設定できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- RPC関連定義
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rpc_extend_sb_node_id
DBキューに書き込んだメッセージを読み出すトランザクションを,AP間通信をすることなくユーザが独自にスケジュールする,ユーザキューアクセスをできるようにした。
これに伴い,次の定義コマンドのオプションを追加した。
- DBキュー機能関連定義
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dbqgrpdef定義コマンドの-u
また,使用する機能別に指定できるオプションの違いについて,DBキュー機能関連定義のdbqgrpdef定義コマンドに説明を追加した。dbqgrpdef定義コマンドの次のオプションに説明を追加した。
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-p
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-k
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-e
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-f
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-o
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-c
さらに,次の定義コマンド,および定義コマンドのオプションに説明を追加した。
- DBキュー機能関連定義
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dbqsvgdef定義コマンドの-d
dbqprcdef定義コマンド
別プロセスによるトランザクション回復機能を削除した。
これに伴い,関連する定義,コマンド,トランザクション種別を削除した。
また,関連する定義,コマンドの説明を変更した。
DBキューにメッセージを書き込むときの順番を通番管理できるようにした。
これに伴い,次のコマンド,およびコマンドのオプションを追加した。
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eedbqclr
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eedbqclrh
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eedbqtblh -a
AP間通信をするDBキューのスケジュール状態を読み出し停止にする条件を指定できるようにした。
これに伴い,次のオペランド,および定義コマンドのオプションを追加した。
- DBキュー機能関連定義
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dbq_uap_stop
dbq_read_error_uap_stop
dbqdef定義コマンドの-t
DBキューから不正なメッセージを読み出したり,メッセージの読み出し時に障害が発生したりしたときに,メッセージをスキップすることで読み出しを停止することなく次のメッセージを読み出せるようにした。
これに伴い,次の定義コマンドのオプションを追加した。
- DBキュー機能関連定義
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dbqgrpdef定義コマンドの-s
また,次のオペランドの説明を変更した。
- DBキュー機能関連定義
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dbq_rollback_retry_count
メッセージ読み出しトランザクションが,障害や関数の発行によってロールバックした場合に有効になる機能の,ロールバック要因との関係について説明を追加した。
自システムのTP1/EEが読み出すすべてのDBキューのスケジュール状態を,1回のコマンドの実行で読み出し停止にしたり,再開したりできるようにした。
これに伴い,次のコマンドで-uオプション,および注意事項を追加した。また,コマンドの説明,および-qオプションの説明を変更した。
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eedbqrst
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eedbqstop
TP1/EE起動時以外のスレッド生成で,処理スレッドの再生成に失敗した場合は,実行している処理スレッドの数に関係なく,プロセスダウンするようにした。
処理スレッド単位に,COBOL用メモリ領域のメモリプールを作成できるようにした。
これに伴い,COBOL用メモリ管理機能の説明を追加した。
次のオペランドの説明を変更した。
- メモリ関連定義
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memory_cobol_area_size
次のオペランドを追加した。
- メモリ関連定義
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memory_cobol_area_thd_size
また,TP1/EEを使用する場合のTP1/Server Baseのユーザサービス定義として,putenv形式の環境変数EEPARM1を追加した。
TASKTMファイルと回線トレースファイルの見積もりに必要な情報を変更した。これに伴い,見積もり例も変更した。
TP1/Server Baseのネームサーバと連携し,コネクションの確立先のマシンが再起動していないかを確認して,TP1/EEが保持するTCP/IPのコネクションの中から相手マシンのダウンなどで切断されたコネクションを無効にできるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- RPC関連定義
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rpc_nam_conn_check
rpc_nam_check_time
rpc_nam_check_num
DBキュー機能を使用したAP間通信と,ユーザキューアクセスが混在する場合の連鎖モードのコミットでの同期点処理について説明を追加した。
dbqgrpdef定義コマンドの-kオプションに1を指定している複数のTP1/EEが,同じDBキューにアクセスする場合の注意事項を追加した。
HiRDBと連携する場合の,TP1/EEのtrnstring定義コマンドの-iオプションについての注意事項,およびtrnstring定義コマンドを複数指定する場合の注意事項を追加した。
タイマ処理スレッドを追加した。
HiRDBとの同時接続数の計算式に,HiRDB用リソースマネジャ数を追加した。
UAP実行前に,COBOL実行空間を毎回再生成するかどうかを指定できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- プロセス関連定義
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cobol_uap_cblend
TP1/EEごとに異なる指定値にするTP1/EEサービス定義に,RPC関連定義のrap_client_manager_portオペランドを追加した。
定義を記述できる文字に関する注意事項を追加した。
TCP/IPが提供するソケットオプション「SO_KEEPALIVE」を使用するかどうかを指定できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- RPC関連定義
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rpc_keepalive_use
rpc_keepalive_time
rpc_keepalive_interval
rpc_keepalive_count
サーバ側で,クライアントUAPの応答待ち時間を意識して処理できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- RPC関連定義
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rpc_request_cancel_for_timedout
rpc_request_cancel_for_server
また,次のオペランドの指定値を追加した。
- RPC関連定義
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rpc_extend_function
TASKTMファイルの取得情報のタイプを追加した。
これに伴い,次のオペランドの指定値を追加した。
- トラブルシュート関連定義
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trb_tasktm_type
トランザクション関連定義のtrn_unknown_rm_tran_downオペランドを削除した。
これに伴い,TP1/EE開始時のリソースマネジャ監視,およびステータスファイルの障害の説明を変更した。
TP1/EE正常終了時にDBキューに未読み出しメッセージが存在する場合,未読み出しメッセージがなくなるまでDBキューをチェックするかどうかを指定できるようにした。
これに伴い,次のオペランドを追加した。
- DBキュー機能関連定義
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dbq_endcheck_mode
RPC関連定義のrpc_connect_errmsgオペランドで抑止できるメッセージに,KFSB40367-Eメッセージを追加した。
次のオペランドの説明に,回線トレース情報の詳細を追加した。
- トラブルシュート関連定義
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trb_line_trace_buffer_size
trb_line_trace_buffer_no
trb_line_xatrace_buffer_no
trb_line_cmtrace_buffer_size
trb_line_cmtrace_buffer_no
trb_line_cmtrace_buf_entry_size
トランザクション関連定義のtrn_endprepare_msg_intervalオペランドで出力間隔を指定できる対象メッセージについて,説明を追加した。
eedbqlsdqコマンドで,未読み出しメッセージの有無をリスト表示できるようにした。
これに伴い,-uオプション,および-mオプションを追加した。
RPC通信で使用するコネクションを切断できるようにした。
これに伴い,eerpcsockclsコマンドを追加した。
eedbqlsコマンドで表示する情報を変更した。
コネクション確立先の情報を表示できるようにした。
これに伴い,eerpclscnコマンドの-oオプションを追加した。
シグナル用ステータスファイルのレコード数の計算式を追加した。
eetrntimコマンドの注意事項を追加した。
ユーザサービス関連定義のservice_attr定義コマンドで指定したトランザクション処理の監視時間を関数で変更できることについて,説明を追加した。
TP1EEファイルシステムへのI/O処理回数の目安に,別トランザクションによるRPC同期応答機能を使用したトランザクションの情報を追加した。
また,ステータスファイル関連定義のsts_buffer_countオペランドで確保したバッファ内に前回の書き込み要求の情報が残っている場合について,説明を追加した。
ステータスファイルの障害時の対処について,次の情報を追加した。
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サービスまたはトランザクションレベルの最大同時処理限界数
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UAP共用ライブラリ格納ディレクトリ情報
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ユーザタイマの永続化機能のタイマ監視表情報
TP1/EEが出力するファイル一覧を追加した。
各バージョンの変更内容を追加した。