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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


付録D.2 XTC

出力されるXTCのファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表D-4を参照してください。

表D‒3 出力されるXTCのファイル一覧

項番

名称

ファイル名または

ディレクトリ名

バージョン

タイプ

ファイル形式

取得

タイミング

削除可否

1

HAモニタ情報ファイル

$DCDIR/spool/dceeinf/.XXX_moninfo

(XXX:サービスグループ名)

07-50

J

バイナリ

eesvstartコマンド実行時

×

2

キューダンプファイル

$DCDIR/spool/dceeinf/quedump/XXX/quedump

(XXX:サービスグループ名)

07-50

A

バイナリ

  • XTC孤立時

  • 次のコマンド実行時

    eesvstop

    dcstop

3

XDBトレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dceeinf/xdb/XXXxdbNNN

(XXX:サービスグループ名,NNN:001〜の通番)

07-50

C,F,H

バイナリ

  • 次のコマンド実行時

    eesvstart

    eesvstop

    eexdbfput

    eerasget

    eetrbrcvr

    dcstop

    dcrasget

  • XDBトレースバッファ(1面)満杯時

(凡例)

A:単調増加(削除機能がないタイプ)

C:ラウンドロビン(バックアップ取得機能がないタイプ)

F:ラウンドロビン(一定量に達する直前の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)

H:ラウンドロビン(切り替わった先のファイルのデータを,削除してから先頭から書き込むタイプ)

J:制御ファイル,一時ファイル

△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。

×:削除してはいけません。

出力されるXTCのファイルの説明を次の表に示します。

表D‒4 出力されるXTCのファイルの説明

項番

名称

サイズ

最大ファイル数

説明

1

HAモニタ情報ファイル

32バイト

1ファイル

システム制御関連のファイルです。バックアップは不要です。

2

キューダンプファイル

マニュアル「TP1/EE/Extended Transaction Controller 使用の手引」のキューダンプファイルの容量見積もりの説明を参照してください。

単調増加

トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。

3

XDBトレース情報ファイル

xdb_trace_file_sizeオペランドの指定値

xdb_trace_file_numberオペランドの指定値

トラブルシュート関連のファイルです。必要に応じてバックアップを取得してください。