12.4.1 サポート機能の詳細
コンテナ内のTP1/EEがサポートする機能を次の表に示します。
|
項番 |
機能名 |
サポート |
特記事項 |
|
|---|---|---|---|---|
|
1 |
トランザクション制御 |
分散トランザクション |
○ |
− |
|
2 |
リソースマネジャ連携 |
○ |
− |
|
|
3 |
クライアント/サーバ形態の通信 |
リモートプロシジャコール(RPC)通信※1 |
○ |
− |
|
4 |
Cosminexus連携機能 |
〇 |
− |
|
|
5 |
DBキュー機能 |
DBキュー機能 |
〇 |
− |
|
6 |
オンラインバッチ機能 |
オンラインバッチ機能 |
〇 |
− |
|
7 |
アプリケーションプログラムのスケジュール |
マルチスレッド制御 |
○ |
− |
|
8 |
ノード間負荷バランス機能 |
○ |
− |
|
|
9 |
サービスのスケジュール |
○ |
− |
|
|
10 |
サービスグループ閉塞 |
○ |
− |
|
|
11 |
TP1/EEの運用を補助する機能 |
資源の排他制御 |
○ |
− |
|
12 |
運用コマンド実行機能 |
○ |
− |
|
|
13 |
UAP共用ライブラリ入れ替え機能 |
○ |
入れ替え対象のUAP共有ライブラリは永続ボリューム下を指定してください。pod内のディレクトリ下を指定した場合,pod再起動時にUAP共有ライブラリが削除されTP1/EEの起動が失敗します。 |
|
|
14 |
定義事前チェック機能 |
○ |
− |
|
|
15 |
起動順序のシリアル化機能 |
○ |
− |
|
|
16 |
回線トレースファイルとTASKTMファイルの関連づけ |
○ |
− |
|
|
17 |
TP1/EEファイルシステム |
〇 |
− |
|
|
18 |
トラブルシュート機能 |
○ |
− |
|
|
19 |
メッセージログ機能 |
〇 |
− |
|
|
20 |
メモリ管理機能 |
〇 |
− |
|
|
21 |
複数のTP1/EEを使用する場合の機能 |
系切り替え機能 (HAモニタを使用した系切り替え) |
× |
− |
|
22 |
TCPコネクション管理 |
一時クローズ機能 |
○ |
− |
|
23 |
ポート番号自動割り当て機能 |
× |
この機能は使用できません。ポート番号は明示的に指定してください。※2 |
|
- (凡例)
-
〇:サポート
×:未サポート
−:特記事項なし
- 注※1
-
サポートするRPC通信種別を次の表に示します。
|
項番 |
RPCの種別 |
TP1/EEの配置 |
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|---|---|---|---|
|
送信元TP1/EE |
送信先TP1/EE |
||
|
1 |
リモートAPI機能(rap)を使用したRPC |
コンテナ内 |
コンテナ内 |
|
2 |
コンテナ外 |
コンテナ内 |
|
|
3 |
コンテナ内 |
コンテナ外 |
|
|
4 |
コンテナ外 |
コンテナ外 |
|
|
5 |
ネームサービスを使用したRPC |
コンテナ内 |
コンテナ内 |
|
6 |
コンテナ外 |
コンテナ内 |
|
|
7 |
コンテナ内 |
コンテナ外 |
|
|
8 |
コンテナ外 |
コンテナ外 |
|
|
9 |
スケジューラダイレクト機能を使用したRPC |
コンテナ内 |
コンテナ内 |
|
10 |
コンテナ外 |
コンテナ内 |
|
|
11 |
コンテナ内 |
コンテナ外 |
|
|
12 |
コンテナ外 |
コンテナ外 |
|
- 注※2
-
コンテナ内で起動するTP1/EEには,必ず次の値を指定してください。指定しない場合はRPC要求/応答電文が受信できないため,RPCがエラーとなります。
RPC要求メッセージ受信用のポート:
mysvgdef定義コマンドの-hオプションのポート番号に0以外を指定
RPC応答メッセージ受信用のポート:
RPC関連定義のrpc_reply_port_autoオペランドの指定を省略するか,Nを指定