eerpcsockcls
形式
eerpcsockcls -g サービスグループ名 -i IPアドレス
〔〔-l listenポート番号〕〔-o 相手ポート番号〕
〔-m 自ポート番号〕〕〔-f〕
機能
RPC通信機能で使用しているコネクションを切断します。
コネクション接続先のマシンがダウンしたなどの場合,コネクション確立時刻(eerpclscnコマンドの-oオプションで確認可能)がマシンダウンした時刻よりも前であれば,このコマンドを使用してコネクションを切断してください。
切断するコネクションはeerpclscnコマンドの-oオプションを指定して確認します。また,コネクションの切断が成功したかどうかも,eerpclscnコマンドの-oオプションを指定して確認します。
このコマンドで受信コネクションを切断した場合,実際に切断されるまでに,最大で10秒掛かることがあります。なお,コネクション最大数(mysvgdefコマンドの-sオプションに指定した値)に達していた場合でも,コネクション確立要求を受けた時点で対象のコネクションが切断されるため,新たにコネクション確立要求を受けられます。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
コネクションを切断するサービスグループ名を指定します。
●-i IPアドレス 〜〈7〜15文字の符号なし整数〉
コネクション確立先のIPアドレスを指定します。IPアドレスを指定する場合は,xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。xxxは,0〜255(10進数)で指定します。
-lオプションと-oオプションと-mオプションを省略した場合は,-iオプションで指定したIPアドレスとの間のコネクションをすべて切断します。
●-l listenポート番号 〜〈1〜65535〉
切断するコネクションのlistenポート番号を指定します。
●-o 相手ポート番号 〜〈1〜65535〉
切断するコネクションの相手ポート番号を指定します。
●-m 自ポート番号 〜〈1〜65535〉
切断するコネクションの自ポート番号を指定します。
●-f
切断対象のコネクションがコマンド受け付け時点で送信中の場合,送信処理を中断(送信処理はエラーリターン(EERPCER_NET_DOWN)する)し,そのコネクションを切断します。
このオプションを指定し,かつ,コマンドが正常リターンした場合は,指定されたコネクションは切断されています。
このオプションの指定は,「送信コネクション」または「送受信コネクション」の場合だけ,有効です。上記以外のコネクションに指定した場合は,このオプションの指定は無視します。
このオプションを指定しない場合,送信中のコネクションはコマンド実行後も切断されません。
出力形式
日本語の出力形式を次に示します。
KFSB90339-I コネクション切断を受け付けました。IPアドレス=aa....aa, listenポート番号=bb....bb,相手ポート番号=cc....cc,自ポート番号=dd....dd
英語の出力形式を次に示します。
KFSB90339-I The connection close has been accepted. IP-address = aa....aa, listen port number = bb....bb, target port number = cc....cc, local port number = dd....dd
-lオプションと-oオプションと-mオプションを省略し,かつコネクションを切断した場合は,出力形式のポート番号には「0」が表示されます。
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
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KFSB90301-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90302-E |
通信障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
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KFSB90303-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90304-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90305-E |
コマンド処理でエラーが発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90306-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB90338-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
|
KFSB90339-I |
コネクション切断を受け付けました。 |
標準出力 |