eedbqaltlsh
形式
eedbqaltlsh -q DBキュー名 〔-a〕〔-f〕
機能
通常のメッセージ表から交替用のメッセージ表に書き込む表を切り替えたメッセージ通番を表示します。また,交替用のメッセージ表から通常のメッセージ表に書き込む表を戻したメッセージ通番を表示します。
このコマンドは,通常のメッセージ表を全件検索する場合があるため,DBキューの最大メッセージ数が多いと処理時間が長くなります。
オプション
●-q DBキュー名 〜〈1〜27文字の英大識別子〉
DBキュー名を指定します。
●-a
メッセージ表を切り替え,および戻したすべてのメッセージ通番を表示する場合に指定します。
省略した場合は,最初に切り替え,または最初に戻したときのメッセージ通番だけが表示されます。
●-f
読み出し済みメッセージと,未読み出しメッセージの両方を表示する場合に指定します。
省略した場合は,未読み出しメッセージ通番だけが表示されます。
出力形式
●標準出力への出力形式
出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER nnnnnnnnn1 ---> nnnnnnnnn2 ※1 nnnnnnnnn3 <--- nnnnnnnnn4 ※2
- 注1※
-
通常のメッセージ表から交替用のメッセージ表に切り替えたことを示します。
- 注2※
-
交替用のメッセージ表から通常のメッセージ表に戻したことを示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
|
変数 |
意味 |
|---|---|
|
nnnnnnnnn1 |
交替用に切り替える直前のメッセージ通番 |
|
nnnnnnnnn2 |
交替用に切り替えたときのメッセージ通番 |
|
nnnnnnnnn3 |
通常用に戻したときのメッセージ通番 |
|
nnnnnnnnn4 |
通常用に戻す直前のメッセージ通番 |
切り替えていない場合は,次のように出力します。
not change
オプションの指定と表示例を次に示します。
|
|
図の説明を次に示します。説明文中の値は図中の通番と対応します。
-
-aオプション,-fオプション省略時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 300 ---> 301 -
-aオプション指定,-fオプション省略時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 300 ---> 301 401 <--- 400 -
-aオプション省略,-fオプション指定時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 100 ---> 101 -
-aオプション,-fオプション指定時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 100 ---> 101 201 <--- 200 300 ---> 301 401 <--- 400図10‒2 通番がラップしている場合
図の説明を次に示します。説明文中の値は図中の通番と対応します。
-
-aオプション,-fオプション省略時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 1000 ---> 1 -
-aオプション指定,-fオプション省略時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 1000 ---> 1 101 <--- 100 -
-aオプション省略,-fオプション指定時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 800 ---> 801 -
-aオプション,-fオプション指定時の出力形式を次に示します。
NORMAL ALTER 800 ---> 801 901 <--- 900 1000 ---> 1 101 <--- 100
出力メッセージ
|
メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFSB95600-E |
メモリを確保できません。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95601-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95602-E |
コマンドのオプションが不正です。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95613-E |
DBキュー表の作成または削除に失敗しました(SQLエラー)。 |
標準エラー出力 |
|
KFSB95209-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
-
このコマンドは,HiRDBのクライアント環境定義の指定値によってHiRDBに接続します。したがって,HiRDBのクライアント環境定義(PDHOST,PDNAMEPORT,およびPDUSER)を設定しておく必要があります。HiRDBのクライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
-
このコマンドは,HiRDBのクライアント環境定義のPDCLTAPNAMEに実行するコマンド名を設定してからHiRDBに接続します。
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HiRDBのエラーログファイルを取得してください。HiRDBのエラーログファイルについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
-
HiRDBでエラーが発生した場合,TP1/EEのKFSB95613-EメッセージのSQLCODEに,HiRDBのリターンコードを表示します。このリターンコードに対応するメッセージIDを基に,X/OpenのTXインタフェースを使用しない場合に作成されるHiRDBのエラーログファイルを参照し,原因を取り除いてください。HiRDBのエラーログファイルについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。