［カスタムジョブ登録情報］ダイアログボックス

［カスタムジョブ登録情報］ダイアログボックスは，バッチジョブ分散実行システムで運用するカスタムジョブ（ジョブ定義のテンプレート）をJP1/AJS3 - Viewに登録するためのダイアログボックスです。このダイアログボックスは，JP1/AJS3 - Viewが提供します。

［カスタムジョブ登録情報］ダイアログボックスを次の図に示します。

図7‒2　［カスタムジョブ登録情報］ダイアログボックス

表示項目について説明します。

［名前］

バッチジョブ分散実行システム用のカスタムジョブの名前を，次のように指定します。

グリッド開始ジョブ

GPSST
グリッド実行ジョブ

GPSGJ
グリッド終了ジョブ

GPSED
単体グリッドジョブ

GPSUJ
Hadoopバッチジョブ

GPSMJ

［名前］には，［クラス名］と同じ値を指定します。

［コメント］

コメントを1〜40byteの記号名称（英字，数字，@，#，_）で指定します。この指定は省略できます。

なお，［コメント］に入力した内容は，［詳細定義−［Custom Job］］ダイアログボックスの［ユニット名］にデフォルトで表示されます。ユニット名とグリッドジョブ名は同一の名前にするとジョブの管理が容易になるため，ここで入力するコメント名は，グリッドジョブ名として使用する文字列を指定することをお勧めします。

指定例

グリッド開始ジョブ

GridStart
グリッド実行ジョブ

GridJob
グリッド終了ジョブ

GridEnd
単体グリッドジョブ

UnifiedGridJob
Hadoopバッチジョブ

HadoopJob

例えば，コメントに「GridJob」を指定しておき，［詳細定義−［Custom Job］］ダイアログボックスの［ユニット名］では，デフォルトで表示される「GridJob」の後ろに「_001」などの識別子を付与するなどの運用を想定しています。

［定義プログラム］

JP1/AJS3 - Viewのホスト上に複製したカスタムジョブの定義プログラムを，フルパスで次のように指定します。

グリッド開始ジョブ

uGPS - Viewのインストールフォルダ\bin\gpjdefst.exe
グリッド実行ジョブ

uGPS - Viewのインストールフォルダ\bin\gpjdefgj.exe
グリッド終了ジョブ

uGPS - Viewのインストールフォルダ\bin\gpjdefed.exe
単体グリッドジョブ

uGPS - Viewのインストールフォルダ\bin\gpjdefuj.exe
Hadoopバッチジョブ

uGPS - Viewのインストールフォルダ\bin\gpjdefmj.exe

［実行プログラム］

uGPS - ManagerとJP1/AJS3 - Agentが動作しているホストの，カスタムジョブ実行プログラムのパスを次のように指定します。

LinuxまたはAIXの場合

グリッド開始ジョブ

/opt/hitachi/ugpsm/bin/gpjobgs
グリッド実行ジョブ

/opt/hitachi/ugpsm/bin/gpjobex
グリッド終了ジョブ

/opt/hitachi/ugpsm/bin/gpjobge
単体グリッドジョブ

/opt/hitachi/ugpsm/bin/gpjobuj
Hadoopバッチジョブ（Linux）

/opt/hitachi/ugpsm/bin/gpjobmj

Windowsの場合

グリッド開始ジョブ

uGPS - Managerのインストールフォルダ\bin\gpjobgs.exe
グリッド実行ジョブ

uGPS - Managerのインストールフォルダ\bin\gpjobex.exe
グリッド終了ジョブ

uGPS - Managerのインストールフォルダ\bin\gpjobge.exe
単体グリッドジョブ

uGPS - Managerのインストールフォルダ\bin\gpjobuj.exe

ホストが複数存在し，かつ，各ホストで共通のパスではない場合は，uGPS - Managerのインストールパスを変数に設定し，フルパスの代わりに変数名を指定してください。詳細については，マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1」を参照してください。

［バージョン］

「0600」を指定します。

［クラス名］

グリッドジョブの種別に対応するクラスを指定します。［名前］と同じ値を指定します。

［ジョブ種別］

「PCジョブ」を選択します。

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