Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


5.8.1 ビューホストでのトラブル対処の方法

グリッドジョブネットにトラブルが発生したときは,ビューホストでトラブルの発生個所を特定して,再実行を試みます。その方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) グリッドジョブの特定

JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウにグリッドジョブの実行状態が表示されます。マップエリア上のジョブアイコンは,エラーが発生していると赤い色で表示されます。

図5‒13 エラー発生時のグリッドジョブの表示

[図データ]

(2) サブジョブの特定

[ジョブネットモニタ]ウィンドウでエラーが発生しているジョブアイコンを選択して[表示]−[詳細情報]を選択すると[モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックスが表示されます。さらに,[モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックスの[一覧]ボタンをクリックすると,[サブジョブ一覧表示]ウィンドウが表示されます。[サブジョブ一覧表示]ウィンドウで,どのサブジョブが異常終了したのかを調べてください。

(3) 原因の解明と対処

異常終了したサブジョブを特定できたら,[サブジョブ一覧表示]ウィンドウのサブジョブリストで該当する行を選択して[サブジョブ]−[実行結果の表示]を選択すると,テキストエディタにサブジョブの実行結果が表示されます。サブジョブの実行結果には,サブジョブを実行したプロセスの標準エラー出力(エラーメッセージ)が表示されます。このメッセージからトラブルの原因を解明して対処します。

(4) グリッドジョブの再実行

トラブルの原因を取り除いたら,[サブジョブ一覧表示]ウィンドウのサブジョブリストで該当する行を選択して[サブジョブ]−[再実行設定の登録]を選択します。そのあと,JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットモニタ]ウィンドウのマップエリアで,該当するグリッドジョブのアイコンを右クリックして[再実行]を選択し,グリッドジョブを再実行します。