Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


4.9.8 all_nodeオペランド(システムを構成するノード名の定義)

〈この項の構成〉

(1) 形式

[set all_node="ノード名"[,"ノード名"]…]

(2) 機能

ノード名とは,hostsファイル(Linux・AIXでは/etc/hostsファイル)などで定義するホスト名のことです。管理ホストまたは兼用ホストの場合,通信するすべての実行ノード名を指定します。実行ノードの場合,通信するすべての管理ホスト名を指定します。指定を省略した場合,自ノードだけで構成するシステムが仮定されます。

システムサーバがダウンするおそれがあるため,自ホストを示すホスト名またはIPアドレスや,ループバックアドレス(127で始まるIPアドレス)は指定しないでください。指定できるノード数は,最大512です。

(3) オペランド

ノード名 〜<識別子>((1〜31文字))

管理ホストまたは兼用ホストの場合,通信するすべての実行ノード名を指定します。実行ノードの場合,通信するすべての管理ホスト名を指定します。使用できる文字は,英数字,アンダースコア,ピリオド,およびハイフンです。

(4) 注意事項

通信できないIPアドレス(無効IPアドレス)や無効IPアドレスに変換されるホスト名を指定した場合,システムサーバ起動時に指定したノードに対して起動通知メッセージが送信されます。無効IPアドレスに対して起動通知メッセージを送信すると,処理が完了するまでに1ノードごとに16秒のコネクション確立監視時間が必要です。システムサーバの起動処理に時間が掛かることがあります。無効IPアドレスを指定する場合は,システムサーバの起動処理時間が掛かることを考慮した運用としてください。