Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


11.1.4 サーバ間排他/共用制御機能の適用範囲

BJEXの排他/共用制御機能と同様に,ジョブで割り当てるファイルおよびディレクトリに対してサーバ間排他/共用制御を指定する場合,次の表に示すとおり,DD要素のDISP属性値により,排他要求または共用要求のどちらかの指示となる。

表11‒7 DISP属性値ごとの排他/共用要求

DISP属性値

排他/共用

MOD

排他要求

NEW

排他要求

OLD

排他要求

RNW

排他要求

SHR

共用要求

注※ DISP属性値の指定で,第2または第3パラメータにDELETEを指定している場合(DISP="SHR,DELETE",DISP="SHR,,DELETE"など)は,排他要求と見なす。

BJEXの排他/共用制御機能と同様に,同一ジョブ内に,同一ファイルおよび同一ディレクトリを指定し,それぞれのDISP属性値で排他または共用要求をしている場合,排他要求を優先する。

サーバ間排他/共用制御は,バッチジョブ実行システムから起動したジョブごとに行われる。ただし,DD要素に指定したもの以外は,サーバ間排他/共用制御の対象とはならない。

サーバ間排他/共用制御では,DD要素のTYPE属性に指定したファイルおよびディレクトリが対象となるが,サーバ間での排他/共用制御が不要なものは対象外とする。

TYPE属性値ごとの排他/共用制御の適用可否を次の表に示す。

表11‒8 TYPE属性値ごとのサーバ間排他/共用制御の適用可否

TYPE属性値

サーバ間排他/共用制御の適用可否

理由

DIR

サーバ間で使用されるため。

DUMMY

×

実体がないため。

FILE

サーバ間で使用されるため。

GDG

LIB

PREST

×

サーバ間で使用されないため。

DATA

×

ジョブ内で生成・削除するもので,ジョブ間・サーバ間で使用することはないため。

SYSOUT

×

TEMP

×

TEMPISAM

×

TEMPPREST

×

(凡例)

○:サーバ間排他/共用制御に適用できることを示す。

×:サーバ間排他/共用制御に適用できないことを示す。

注※ 世代ファイルは,世代データ群単位のサーバ間排他/共用制御となる。

指定例を次に示す。

バッチサーバ1で実行するジョブの指定例:

<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix" >
<JOB NAME="BJEXEE_JOB001">
 <STEP NAME="STEP00001">
  <EXEC PGM="PGM001"/>
  <DD NAME="DD0001" TYPE="FILE" DSN="FILE1" DISP="OLD" /> …(1)
 </STEP>
 <STEP NAME="STEP00002">
  <EXEC PGM="PGM002"/>
  <DD NAME="DD0002" TYPE="FILE" DSN="FILE1" DISP="SHR" /> …(2)
 </STEP>
</JOB>
</HitachiBatchJobExec>

バッチサーバ2で実行するジョブの指定例:

<?xml version="1.0" encoding="Shift-JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix" >
<JOB NAME="BJEXEE_JOB001">
 <STEP NAME="STEP00001">
  <EXEC PGM="PGM001"/>
  <DD NAME="DD0001" TYPE="FILE" DSN="FILE1" DISP="OLD" /> …(3)
 </STEP>
</JOB>
</HitachiBatchJobExec>

バッチサーバ1の(1)と(2)では同一ファイル名を指定しているが,DISP属性値の指定が"OLD"と"SHR"で異なる指定となっている。この場合の排他/共用制御は,"排他要求"を優先するためファイル"FILE1"は排他要求となる。また,バッチサーバ2の(3)ではDISP属性値が"OLD"のため,"FILE1"を排他要求する。以上のことから,バッチサーバ1のジョブ実行中にバッチサーバ2のジョブを実行した場合,サーバ間排他/共用制御によって,バッチサーバ2のジョブはバッチサーバ1のジョブが終了するまで待たされる。