11.1.3 サーバ間排他/共用制御機能の適用方法
- 〈この項の構成〉
(1) サーバ間排他/共用制御機能の有効化
サーバ間排他/共用制御機能は,設定ファイルbjex.confのLOCK_OPTIONパラメータでENABLEを指定し,SRVLOCK_OPTIONパラメータでENABLEを指定することで使用できる。各パラメータの指定値によるシステムの挙動を次の表に示す。
サーバ間排他/共用制御機能が有効となった場合,ジョブで指定したDD要素のDISP属性値に従ったサーバ間排他/共用制御を,ジョブ実行単位に行う。
サーバ間排他/共用制御は,ジョブ開始時にジョブで指定したすべてのDD要素の指定を確認し,一括して排他を確保する。
サーバ間排他/共用制御による排他の解除は,設定ファイルbjex.confのLOCK_RELEASEパラメータの指定によって次の契機で行われる。
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LOCK_RELEASEパラメータを省略またはJOBを指定した場合
ジョブ終了時に一括して排他を解除する。
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LOCK_RELEASEパラメータでSTEPを指定した場合
ジョブステップ終了時に,以降のジョブステップで指定されていないファイルおよびディレクトリの排他を解除する。
ジョブ中のDD要素で指定したファイルおよびディレクトリに,1つでも排他/共用制御によるリソースに対するロック確保待ちが発生した場合,すべてのリソースに対するロック確保を行わないで,すべてのリソースに対するロック確保が可能となった時点でロック確保をする。
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共用制御
ファイルの内容が参照されるだけで変更されることがない場合,BJEX EEはこのファイルを複数サーバのジョブ間で共用できる状態とする。
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排他制御
ファイル中のデータを変更,追加,または削除する場合,ジョブが該当ファイルの処理を終了するまで,自サーバおよび他サーバのほかのジョブの実行を待たせる。また,ほかのジョブが先に該当ファイルを使用している場合には,ほかのジョブが該当ファイルの処理を終了するまで,ジョブの実行を待たせる。
(2) サーバ間排他/共用制御機能対象ファイルの設定
サーバ間排他/共用制御機能の対象とするファイルを指定するか,対象外とするファイルを指定するかを決定する。
サーバ間排他/共用制御機能の対象とするファイルを指定する場合,設定ファイルbjexee.confのSHR_FILE_KNDパラメータでSRVを指定する。また,設定ファイルbjexee.confのSHR_FILE_PATHパラメータで指定した設定ファイルに,サーバ間排他/共用制御機能の対象とするファイルを指定する。
サーバ間排他/共用制御機能の対象外とするファイルを指定する場合,設定ファイルbjexee.confのSHR_FILE_KNDパラメータでLCLを指定する。また,設定ファイルbjexee.confのSHR_FILE_PATHパラメータで指定した設定ファイルに,サーバ間排他/共用制御機能の対象外とするファイルを指定する。
各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(3) クライアントライブラリの情報設定
(a) 通信情報
クライアントライブラリからロック制御マネージャへのRPC通信のための情報を,設定ファイルbjexee.confのHOST_NAMEパラメータ,NAME_PORTパラメータで指定する。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(b) ロック確保リトライ情報
クライアントライブラリからロック制御マネージャへのロック確保要求において,ロック確保完了の応答が返るまでのリトライ間隔と回数を,設定ファイルbjexee.confのLOCK_INTERVAL_TIMEパラメータ,LOCK_RETRY_COUNTパラメータで指定できる。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(c) RPCリトライ情報
クライアントライブラリからロック制御マネージャへのRPCが,一時的通信エラーやメモリ不足などで失敗することがある。このときのリトライ間隔と回数を,設定ファイルbjexee.confのRPC_RETRY_INTERVAL_TO_LOCKパラメータ,RPC_RETRY_COUNT_TO_LOCKパラメータで指定できる。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(4) ロック制御マネージャの情報設定
(a) 共用メモリのロック確保情報
ロック制御マネージャは,ロック制御マネージャ起動時,共用メモリにロック確保情報を確保する。メモリ確保に必要な情報を設定ファイルbjexee.confのSHR_FILE_NUM パラメータおよびSHR_FILE_JOBMPLXパラメータに指定する。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(b) 排他確保情報ファイル
設定ファイルbjexee.confのLOCK_CNTLFILE_DIRパラメータおよびLOCK_SYNC_FILE_IOパラメータで,排他確保情報ファイルのPATH名と,書き込みオプションを設定する。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
(5) ログ・トレースの情報設定
ロック制御マネージャ,クライアント監視マネージャ,SPPが出力するログおよびトレースの情報を設定する。
設定ファイルbjexee.confのうち,次の表に示すパラメータで設定する。各パラメータの詳細については,「15. BJEX EEの設定ファイル」を参照のこと。
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項番 |
パラメータ名 |
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1 |
LOG_DIR |
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2 |
LOG_FILE_CNT |
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3 |
LOG_FILE_SIZE |
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4 |
TRACE_DIR |
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5 |
TRACE_FILE_CNT |
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6 |
TRACE_FILE_SIZE |
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7 |
TRACE_LEVEL |
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8 |
CLT_TRC_PATH |