JOB_RCDEFINE(ジョブコントローラの終了コードの決定方法定義)
形式
[JOB_RCDEFINE {STEPMAX|STEPLAST}]
機能
ジョブコントローラの終了コードの決定方法を定義する。
オペランド
注意事項
-
COND属性によってスキップしたジョブステップは,ジョブコントローラの終了コードに影響を与えない。
-
JP1/AJSによるジョブの強制終了を行った場合,JOB_RCDEFINEパラメータの指定に関係なく,ジョブの終了コードは255となる。
-
JOB_RCDEFINEパラメータにSTEPMAXを指定した場合,ジョブステップの終了コードの最大値が240より大きい場合,ジョブの終了コードは240とする。
-
JOB_RCDEFINEパラメータにSTEPLASTを指定した場合,最後に実行完了したメインステップの終了コードが240より大きい場合,ジョブの終了コードは240とする。
-
JOB_RCDEFINEパラメータにSTEPLASTを指定した場合,最後に実行完了したジョブステップの直後に指定したSETMAXRC要素だけが有効となる。その他のSETMAXRC要素は,ジョブステップの終了コードの最大値を書き換えたことを示すKAKC1909-Iは出力されるが,ジョブの終了コードには影響を与えない。例を次に示す。
- ジョブ定義XMLファイル
- JOBLOG
この例では,ジョブステップSTEP2_RC0の直後に指定したSETMAXRC要素でジョブの終了コードを16に設定しているが,最終的なジョブの終了コードに影響を与えない。ジョブステップSTEP4_RC0の直後に指定したSETMAXRC要素はジョブの終了コードを4に設定しており,これが最後に実行完了したジョブステップの直後に指定したSETMAXRC要素であるため,ジョブの終了コードとなる。
-
JOB_RCDEFINEパラメータにSTEPLASTを指定した場合,サブステップの終了コードはジョブコントローラの終了コードに影響を与えない。ただし,最後に実行完了したサブステップ直後のSETMAXRC要素は有効となる。
-
JOB_RCDEFINEパラメータにSTEPLASTを指定した場合,メインステップが1つも実行されないでジョブが正常終了したとき,ジョブの終了コードは0となる。