bjexpd(スプールジョブ転送デーモン(管理者用))
形式
bjexpd { [-h 論理ホスト名] [-c [-p 設定ファイル名]] | -v }
機能
bjexpdctlコマンドから呼び出されるスプールジョブ転送サービスのメインプロセスである。スプールジョブ転送デーモンを起動する場合は,bjexpdctlコマンドを使用する。
オプション
- -h 論理ホスト名 〜<英字と数字と-(ハイフン)>((1〜244))
-
バッチジョブ実行システムの論理ホストで運用している場合に指定する。設定ファイルとして/opt/hitachi/bjex/conf/bjex_論理ホスト名.confを読み込み実行する。
- -c
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設定ファイルのパラメータの文法チェックをする。結果は標準出力に出力する。
このオプションを指定した場合,設定ファイルのパラメータの文法チェックだけを行い,スプールジョブ転送デーモンは起動しない。
- -p 設定ファイル名 〜<パス名>
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文法チェックする初期設定パラメータファイル名を指定する。スプールジョブ転送デーモンは起動しない。
このオプションは,-cオプションとともに指定する。
- -v
-
スプールジョブ転送デーモンのバージョンを表示する。
このオプションを指定した場合,スプールジョブ転送デーモンのバージョンの表示だけを行い,起動はしない。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
0以外 |
エラー終了 |
注意事項
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スプールジョブ転送デーモンはrootで起動すること。
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スプールジョブ転送サービス起動中は,設定ファイルを変更しないこと。
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スプールジョブ転送デーモンは処理内容や結果をbjex.confのLOG_DIRディレクトリ内のログファイルに保存している。ファイルが存在するファイルシステムの利用率が100%になるなどの要因でログファイルへの書き込み失敗が発生すると,スプールジョブ転送デーモンはスプール転送処理を停止する。スプールの転送処理を再開させるには,bjexpdctlコマンドを使ってスプールジョブ転送デーモンを再起動(スプールジョブ転送デーモンを停止してから起動)すること。
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論理ホストの設定ファイルを文法チェックする場合,-cオプションより前に-hオプションを指定すること。
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-hオプションと-pオプションの両方が指定された場合,-pオプションで指定した設定ファイルを文法チェックする。
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【AIX限定】
SIGTERMおよびSIGDANGER受信時に終了する。
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【Linux限定】
SIGTERM受信時に終了する。