Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


3.15.5 JP1/IM - Viewからの応答入力

〈この項の構成〉

(1) 応答入力

応答要求メッセージへの応答入力は,JP1/IM - Viewから行う。応答手順については,JP1のマニュアルを参照のこと。

(2) 応答内容表示

JP1/IM - Viewから入力された応答は,KAKC5001-IメッセージでJOBLOGおよび実行ログに出力される。

また,設定ファイルのDISPLAY_REPLY_MESSAGEパラメータにYESを指定することによってJP1イベント(イベントID:00005C25)としてJP1/IM - Viewの画面に出力することができる。

(a) JP1/IM - Viewへの出力方法

DISPLAY_REPLY_MESSAGEパラメータにYESを指定することによって応答要求メッセージに対する応答メッセージをJP1/IM - Viewの画面に出力する。

また,SETENV要素に環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYを指定することで,特定のジョブやジョブステップごとに応答メッセージをJP1/IM-Viewの画面に出力するかどうかを設定することができる。環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYの指定値ごとの動作を次に示す。

表3‒31 環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYの設定ごとのJP1イベント出力

環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYの設定

応答メッセージ出力

YES

JP1/IM - Viewの画面に出力する。

NO

JP1/IM - Viewの画面に出力しない。

YESまたはNO以外

JP1/IM - Viewの画面に出力しない。

設定していない

設定ファイルのDISPLAY_REPLY_MESSAGEパラメータの指定が有効になる。

(b) 環境変数設定例

環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYは,SETENV要素で指定する。

SETENV要素を用いて環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYを指定する例を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix">
  <JOB NAME="SAMPLE">
    <SETENV NAME="BJEX_DISPLAY_REPLY" VALUE="YES"/>・・・(1)ジョブ全体で有効な環境変数
    <STEP NAME="STEP1">                                  BJEX_DISPLAY_REPLYに
      <EXEC PGM="MYPROG1" LANG="COBOL"/>                YESを指定することを示す。
    </STEP>
    <STEP NAME="STEP2">
      <EXEC PGM="MYPROG2" LANG="COBOL"/>
    </STEP>
    <STEP NAME="STEP3">
      <EXEC PGM="MYPROG3" LANG="COBOL"/>
      <SETENV NAME="BJEX_DISPLAY_REPLY" VALUE="NO"/>・・(2)ジョブステップで有効な環境変数
    </STEP>                                             BJEX_DISPLAY_REPLYに
  </JOB>                                                NOを指定することを示す。
</HitachiBatchJobExec>

(1)JOB要素内で環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYにYESを指定して,ジョブ全体で応答内容をJP1/IM - Viewの画面に出力する。

(2)STEP3のSTEP要素内で環境変数BJEX_DISPLAY_REPLYにNOを指定する。(1)の指定よりも優先度が高いため,STEP3は応答内容をJP1/IM - Viewの画面に出力しない。