3.2.1 プロシジャの概要
システムにジョブを入力する場合,ジョブ定義XMLファイルを準備する必要がある。しかし,そのジョブがシステム資源をより多岐に利用する場合は,ジョブ定義XMLファイルもより多く準備する必要がある。そこで,定型的ジョブについては,カタログドプロシジャまたは入力ストリームプロシジャの機能を利用することによって,ジョブ定義XMLファイルの準備作業を簡素化できる。
- 〈この項の構成〉
(2) 入力ストリームプロシジャ
ジョブ定義XMLの集まりをファイル中に置き,そのジョブ内で必要時にジョブ定義XMLの集まりを取り出すことができる。
カタログドプロシジャと入力ストリームプロシジャを総称してプロシジャという。また,プロシジャ内には次に示すものを含むことはできない。
-
ほかのプロシジャ名を指定したCALL要素(プロシジャのネスト)
-
JOB要素,JOBPARM要素,PERMISSION要素,SETSYMBOL要素,REPLACE要素,およびREPLACESTEP要素
-
NAME属性に"JOBLIB"を指定したDD要素
一度作成したプロシジャを変更して使用する場合,プロシジャそのものの変更をしないで一時的な修正ができる。これによって,プロシジャ使用時の変更,追加が容易となる。
プロシジャの修正については「3.2.5 プロシジャの修正方法」を参照のこと。