ImqTriggerクラス(C++)
このクラスは,MQTM構造体をカプセル化します。このクラスのオブジェクトは,通常,トリガモニタプログラムが使用します。このプログラムの機能は特定のメッセージを待ち,メッセージに加工を加えることによって,メッセージがほかのTP1/Message Queue Accessアプリケーションを待っているとき,これらのアプリケーションの起動を確実にすることです。
- 〈このページの構成〉
インクルードファイル
このクラスを使用するとき,imqtrg.hppファイルをインクルードしてください。
オブジェクト属性
● application id
該当するメッセージを送信したアプリケーションのIDです。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,ApplIdフィールドに相当します。
● application type
該当するメッセージを送信したアプリケーションのタイプです。初期値は0です。
MQTM構造体の,ApplTypeフィールドに相当します。
● environment data
プロセスの環境データです。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,EnvDataフィールドに相当します。
● process name
プロセス名です。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,ProcessNameフィールドに相当します。
● queue name
開始されるキューの名前です。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,QNameフィールドに相当します。
● trigger data
プロセスのトリガデータです。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,TriggerDataフィールドに相当します。
● user data
プロセスのユーザデータです。初期値はヌル文字です。
MQTM構造体の,UserDataフィールドに相当します。
コンストラクタ
● ImqTrigger( );
デフォルトのコンストラクタです。
● ImqTrigger( const ImqTrigger & trigger );
コピーコンストラクタです。
メソッド
● virtual ImqBoolean copyOut( ImqMessage & msg );
多重定義されたImqItemメソッドです。MQTM構造体をメッセージバッファに書き込み,既存の内容と置き換えます。msg formatをMQFMT_TRIGGERに設定します。
詳細については,「ImqItemクラス(C++)」の「メソッド」を参照してください。
● virtual ImqBoolean pasteIn( ImqMessage & msg );
多重定義されたImqItemメソッドです。メッセージバッファからMQTM構造体を読み取ります。
正常に実行されるためには,ImqMessage formatがMQFMT_TRIGGERでなければなりません。
詳細については,「ImqItemクラス(C++)」の「メソッド」を参照してください。
● void operator =( const ImqTrigger & trigger );
インスタンスデータがtriggerからコピーされ,既存のインスタンスデータと置き換えられます。
● ImqString applicationId( ) const ;
application idのコピーを返します。
● void setApplicationId( const char * id );
application idを設定します。
● MQLONG applicationType( ) const ;
application typeを返します。
● void setApplicationType( const MQLONG type );
application typeを設定します。
● ImqBoolean copyOut( MQTMC2 * ptmc2 );
このクラスは,開始キューで受信されたMQTM構造体をカプセル化します。このメソッドは,呼び出し側によって提供された同等なMQTMC2構造体を設定し,QMgrNameフィールドをすべて空白に設定します。なお, QMgrNameフィールドはMQTM構造体には存在しません。
MQTMC2構造体は,従来,トリガモニタによって開始されたアプリケーションに対するパラメタとして使用されています。正常に実行された場合はTRUEを返します。
● ImqString environmentData( ) const ;
environment dataのコピーを返します。
● void setEnvironmentData( const char * data );
environment dataを設定します。
● ImqString processName( ) const ;
process nameのコピーを返します。
● void setProcessName( const char * name );
process nameを設定します。
● ImqString queueName( ) const ;
queue nameのコピーを返します。
● void setQueueName( const char * name );
queue nameを設定します。
● ImqString triggerData( ) const ;
trigger dataのコピーを返します。
● void setTriggerData( const char * data );
trigger dataを設定します。
● ImqString userData( ) const ;
user dataのコピーを返します。
● void setUserData( const char * data );
user dataを設定します。
オブジェクト属性(protected)
● MQTM omqtm
MQTM構造体です。