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OpenTP1 Version 7 メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue Access 使用の手引


使用できるMQI

MQCクライアント機能は,ローカルトランザクション機能でOpenTP1システムと接続して動作します。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションは,TP1/Message QueueのMQIを使用できます。MQIはローカルトランザクションの範囲およびローカルトランザクションの範囲外で使用できます。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションが使用できるMQIを次の表に示します。

表4‒1 MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションが使用できるMQI一覧

項番

関数名

機能

1

MQCLOSE

オブジェクトのクローズ

2

MQCONN

キューマネジャへの接続

3

MQDISC

キューマネジャからの切り離し

4

MQGET

メッセージの取り出し

5

MQINQ

オブジェクトの属性の照会

6

MQOPEN

オブジェクトのオープン

7

MQPUT

メッセージの登録

8

MQPUT1

1メッセージの登録

9

MQSET

オブジェクトの属性の設定

10

MQBACK

ローカルトランザクションのロールバック

11

MQBEGIN

ローカルトランザクションの開始

12

MQCMIT

ローカルトランザクションのコミット

注※

コネクションハンドルの有効範囲は,環境のパラレル処理の最小単位までです。MQCONN命令を呼び出したパラレル処理の単位外ではこのハンドルは無効です。TP1/Message Queue Accessのパラレル処理の最小単位はスレッドです。

MQIの詳細については,項番1から9は,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」を参照してください。項番10から12は以降のページで説明します。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションのコンパイルおよびリンケージ時に使用するライブラリファイルについては,「2.1 MQCクライアント機能のセットアップ」を参照してください。