メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue - Access 使用の手引
JMSインタフェースのサンプルアプリケーション
JMSインタフェースのサンプルアプリケーションの処理の流れと,サンプルアプリケーションをCosminexus Component Containerで実行する手順について説明します。
JMSインタフェースのサンプルアプリケーションとして,TP1/Message Queue - Accessのインストール先のexamplesディレクトリ下のjmsディレクトリにSessionBean1とSessionBean2の2種類が格納されます。
- SessionBean1は,JMSインタフェースを使用してメッセージの登録と取り出しを実行します。
- SessionBean2は,SessionBean1の処理に加えて,登録するメッセージのJMSプロパティにMQCインタフェースの値を設定したり,取り出したメッセージのJMSプロパティから値を取得したりします。
サンプルアプリケーションの処理の流れ
Cosminexus Component Containerでの実行手順
J2EEサーバの名称は「MyServer」,J2EEアプリケーションのDisplay nameは「MQAccess」としてください。また,登録先のキューにメッセージが残っていないことを確認してください。
このサンプルアプリケーションではCosminexus Component Containerが起動するネームサーバのポート番号をデフォルト値(900)としています。変更している場合は,次のファイルに定義されている環境変数PROVIDER_URLを修正してください。
- Windowsの場合:deployApp.bat,unDeployApp.bat,およびtestClient.bat
- UNIXの場合:deployApp,unDeployApp,およびtestClient
Windowsの場合の実行手順
- サンプルアプリケーションの格納ディレクトリ(%MQCDIR%\examples\jms\SessionBean1または%MQCDIR%\examples \jms\SessionBean2)まで移動します。
- compileBean.bat,compileClient.bat,deployApp.bat,unDeployApp.bat,およびtestClient.batで定義されている環境変数COSMI_HOMEをCosminexusのインストール先ディレクトリに修正します。
- SessionBean2の場合だけ,compileBean.batで定義されている環境変数MQACS_HOMEをTP1/Message Queue - Accessのインストール先ディレクトリに修正します。
- compileBean.bat → compileClient.batの順に実行します。
同じディレクトリにjmssample1.jarまたはjmssample2.jarというEJB-JARファイルが作成されます。また,同じディレクトリにjmssample1.earまたはjmssample2.earというアプリケーションファイルが作成されます。
- Cosminexus Component Containerで,TP1/Message Queue - Accessリソースアダプタをインポートします。
- TP1/Message Queue - Accessリソースアダプタの<config-property>のQueueConfigFileNameに,キュー定義ファイルQueueConfigを完全パスで指定します。また,その他の環境変数も適宜設定します。環境変数の詳細については,「2.2 MQCクライアント機能の環境設定」を参照してください。
- 6. で指定したキュー定義ファイルQueueConfigのQueue.1.DisplayName,Queue.1.QueueName,およびQueue.1.QueueManagerNameの記述が正しいことを確認します。
- TP1/Message Queue - Accessリソースアダプタを追加し,開始します。
- deployApp.batを実行し,J2EEアプリケーションMQAccessを開始します。
- testClient.batを実行します。
- unDeployApp.batを実行し,J2EEアプリケーションMQAccessを停止,および削除します。
- 注意
- 4.で生成されるEJB-JARファイルを使って,GUIサーバで操作することもできます。この場合,testClient.batの前に次のコマンドを実行してRMI-IIOPスタブ(stubs.jar)を取得してください。
- cjgetstubsjar MyServer
- -nameserver corbaname::localhost:****
- -name MQAccess -d .
- -nameserverの****にはCosminexus Component Containerが起動するネームサーバのポート番号を指定してください(デフォルト値は900)。ただし,cjgetstubsjarコマンドはGUIサーバの起動中は実行できないため,GUIサーバを停止する必要があります。
UNIXの場合の実行手順
- サンプルアプリケーションの格納ディレクトリ($MQCDIR/examples/jms/SessionBean1または$MQCDIR/examples /jms/SessionBean2)まで移動します。
- compileBean,compileClient,およびtestClient.batで定義されている環境変数COSMI_HOMEをCosminexusのインストール先ディレクトリに修正します。
- SessionBean2の場合だけ,compileBeanで定義されている環境変数MQACS_HOMEをTP1/Message Queue - Accessのインストール先ディレクトリに修正します。
- compileBean → compileClientの順に実行します。
同じディレクトリにjmssample1.jarまたはjmssample2.jarというEJB-JARファイルが作成されます。
- Cosminexus Component Containerで,TP1/Message Queue - Accessリソースアダプタをインポートします。
- TP1/Message Queue - AccessリソースアダプタのプロパティConfigurationsのQueueConfigFileNameに,キュー定義ファイルQueueConfigを完全パスで指定します。また,その他の環境変数も適宜設定します。環境変数の詳細については,「2.2 MQCクライアント機能の環境設定」を参照してください。
- 6. で指定したキュー定義ファイルQueueConfigのQueue.1.DisplayName,Queue.1.QueueName,およびQueue.1.QueueManagerNameの記述が正しいことを確認します。
- TP1/Message Queue - Accessリソースアダプタを追加し,開始します。
- deployAppを実行し,J2EEアプリケーションMQAccessを開始します。
- testClientを実行します。
- unDeployAppを実行し,J2EEアプリケーションMQAccessを停止,および削除します。
- 注意
- 4.で生成されるEJB-JARファイルを使って,GUIサーバで操作することもできます。この場合,testClientの前に次のコマンドを実行してRMI-IIOPスタブ(stubs.jar)を取得してください。
- cjgetstubsjar MyServer
- -nameserver corbaname::localhost:****
- -name MQAccess -d .
- -nameserverの****にはCosminexus Component Containerが起動するネームサーバのポート番号を指定してください(デフォルト値は900)。ただし,cjgetstubsjarコマンドはGUIサーバの起動中は実行できないため,GUIサーバを停止する必要があります。
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