メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue - Access 使用の手引

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メッセージセレクタ

QueueSession.createReceiverメソッドまたはcreateBrowserメソッドの引数に,メッセージセレクタを指定できます。メッセージセレクタは,受信するメッセージの条件を指定するためのjava.lang.String型の構文です。受信側アプリケーションはメッセージセレクタを使用することによって,構文の条件に合うヘッダの値を持つメッセージをキューから受信できます。

メッセージセレクタには,識別子,比較演算子,リテラル,および論理演算子を組み合わせた構文を指定します。

識別子

次に示す識別子を指定できます。

識別子は半角英字であり,大文字と小文字が区別されます。識別子はそれぞれ1回だけ指定できます。不正な識別子を指定した場合,または同じ識別子を複数回指定した場合は,InvalidSelectorExceptionが発生します。

比較演算子

等号(=)だけを指定できます。比較演算子は半角記号です。不正な比較演算子を指定した場合は,InvalidSelectorExceptionが発生します。

リテラル

各識別子に指定できるリテラルを次に示します。不正なリテラルを指定した場合は,InvalidSelectorExceptionが発生します。

論理演算子

ANDだけを指定できます。論理演算子は半角英字であり,大文字だけを指定できます。論理演算子の前後には空白が必要です。

上記条件を満たさない場合は,InvalidSelectorExceptionが発生します。

指定できる構文の例

メッセージセレクタに指定できる構文の例を次に示します。

 
JMSMessageID = 'aaa'
JMSCorrelationID = 'bbb'
JMSMessageID = 'aaa' AND JMSCorrelationID = 'bbb'
JMSCorrelationID = 'aaa' AND JMSMessageID = 'bbb'