メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue - Access 使用の手引

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使用できるMQI

MQCクライアント機能はOpenTP1システム以外のTMと接続または非接続で動作します。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションは,TP1/Message QueueのMQIを使用できます。MQIはトランザクションの範囲およびトランザクションの範囲外で使用できます。ただし,使用するTMがX/OpenのXAインタフェースに準拠している必要があります。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションが使用できるMQIを次の表に示します。

TMと接続しない場合にだけ,項番10から12のローカルトランザクション機能が使用できます。

表4-1 MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションが使用できるMQI一覧

項番 関数名 機能
1 MQCLOSE オブジェクトのクローズ
2 MQCONN キューマネジャへの接続
3 MQDISC キューマネジャからの切り離し
4 MQGET メッセージの取り出し
5 MQINQ オブジェクトの属性の照会
6 MQOPEN オブジェクトのオープン
7 MQPUT メッセージの登録
8 MQPUT1 1メッセージの登録
9 MQSET オブジェクトの属性の設定
10 MQBACK ローカルトランザクションのロールバック
11 MQBEGIN ローカルトランザクションの開始
12 MQCMIT ローカルトランザクションのコミット

注※
コネクションハンドルの有効範囲は,環境のパラレル処理の最小単位までです。MQCONN命令を呼び出したパラレル処理の単位外ではこのハンドルは無効です。TP1/Message Queue - Accessのパラレル処理の最小単位はスレッドです。

MQIの詳細については,項番1から9は,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」を参照してください。項番10から12は以降のページで説明します。

MQCクライアント機能のクライアントアプリケーションのコンパイルおよびリンケージ時に使用するライブラリファイルについては,「2.1 MQCクライアント機能のセットアップ」を参照してください。