プロセス定義の属性
プロセス定義には,次の属性があります。
- 〈このページの構成〉
属性
● ApplId(MQCHAR256型) アプリケーション識別子
起動させるアプリケーションを識別する文字列です。
この情報は,イニシエーションキューのメッセージを処理するトリガモニタアプリケーションで使用します。トリガメッセージに組み込まれてイニシエーションキューへ送られます。
この情報の意味は,トリガモニタアプリケーションで決めます。例えば,ApplId属性で次を示すことができます。
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プログラム名(MQAT_MVSアプリケーションの場合)
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CICSトランザクション識別子(MQAT_CICSアプリケーションの場合)
この文字列にはヌル文字は使用できません。必要に応じて余りを空白で埋めてください。
この属性の値を照会するときは,MQINQ命令でMQCA_APPL_IDセレクタを使用してください。
この属性の長さは,MQ_PROCESS_APPL_ID_LENGTHに定義されています。
● ApplType(MQLONG型) アプリケーションタイプ
トリガメッセージの受信に応じて起動させるプログラムの種類を示します。
この情報は,イニシエーションキューのメッセージを処理するトリガモニタアプリケーションで使用します。トリガメッセージに組み込まれてイニシエーションキューへ送られます。
ApplType属性はどんな値でもとれます。ただし,通常は,次の標準のアプリケーションタイプです。ユーザが定義するアプリケーションタイプは,MQAT_USER_FIRSTからMQAT_USER_LASTの範囲の値にしてください。
MQAT_DOS:PC-DOS上のIBM MQクライアントアプリケーション
MQAT_OS2:OS/2またはプレゼンテーションマネジャアプリケーション
MQAT_WINDOWS:16ビットWindowsアプリケーション
MQAT_WINDOWS_NT:32ビットWindowsアプリケーション
MQAT_USER_FIRST:ユーザ定義のアプリケーションタイプの最小値
MQAT_USER_LAST:ユーザ定義のアプリケーションタイプの最大値
この属性の値を照会するときは,MQINQ命令でMQIA_APPL_TYPEセレクタを使用してください。
● EnvData(MQCHAR128型) 環境データ
起動させるアプリケーションに関連する環境についてのデータです。
この情報は,イニシエーションキューのメッセージを処理するトリガモニタアプリケーションで使用します。トリガメッセージに組み込まれてイニシエーションキューへ送られます。
EnvDataの意味は,トリガモニタアプリケーションで決めます。
この文字列にはヌル文字は使用できません。必要に応じて余りを空白で埋めてください。
この属性の値を照会するときは,MQINQ命令でMQCA_ENV_DATAセレクタを使用してください。
この属性の長さは,MQ_PROCESS_ENV_DATA_LENGTHに定義されています。
● ProcessDesc(MQCHAR64型) プロセス記述子
補足説明を記述するフィールドです。キューマネジャはこの内容を特に使用しません。このフィールドには,表示できる文字だけを使用してください。ヌル文字は使用できません。必要に応じて余りを空白で埋めてください。
- 注意事項
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キューマネジャの文字セットにない,つまり,キューマネジャのCodedCharSetId属性で定義されていない文字は,ほかのキューマネジャへ送信したとき,正しく変換されないことがあります。
この属性の値を照会するときは,MQINQ命令でMQCA_PROCESS_DESCセレクタを使用してください。
この属性の長さは,MQ_PROCESS_DESC_LENGTHに定義されています。
● ProcessName(MQCHAR48型) プロセス名
ローカルキューマネジャに定義されたプロセス定義の名称です。
一つのキューマネジャに属するプロセス定義は,互いに名称が異なります。ただし,キューなど,ほかのオブジェクトの定義と同じ名称の場合があります。
この属性の値を照会するときは,MQINQ命令でMQCA_PROCESS_NAMEセレクタを使用してください。
この属性の長さは,MQ_PROCESS_NAME_LENGTHに定義されています。
● UserData(MQCHAR128型) ユーザデータ
起動させるアプリケーションに関連するユーザ任意の情報です。
この情報は,イニシエーションキューのメッセージを処理するトリガモニタアプリケーションで使用します。トリガメッセージに組み込まれてイニシエーションキューへ送られます。
UserDataの意味は,トリガモニタアプリケーションで決めます。
この文字列にはヌル文字は使用できません。必要に応じて余りを空白で埋めてください。
この属性の値を照会するときは,MQINQ属性でMQCA_USER_DATAセレクタを使用してください。
この属性の長さは,MQ_PROCESS_USER_DATA_LENGTHに定義されています。