3.12 メッセージコンテキスト
メッセージコンテキスト情報によって,メッセージを取り出すアプリケーションは,メッセージの登録元についての情報を取得できます。取り出しアプリケーションでは,次に示すような処理を実行します。
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送信側アプリケーションが適切な認証権限を持っているかどうかの確認
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送信側アプリケーションに対応する作業についての課金
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作業した全メッセージの清算記録
MQPUTまたはMQPUT1命令を使用してメッセージをキューに登録するとき,キューマネジャがメッセージ記述子にデフォルトのコンテキスト情報を追加するように指定できます。適切な認証権限を持つアプリケーションは,特別なコンテキスト情報を追加できます。詳細については,「9.4 コンテキスト情報の制御」を参照してください。
すべてのコンテキスト情報はメッセージ記述子の八つのコンテキストフィールドにあります。情報の種類は二つのカテゴリに分類されます。識別コンテキスト情報と登録元コンテキスト情報です。
- 〈この節の構成〉