2.4.5 クラスタとメッセージ類似性
同じキューの複数の定義を持ったクラスタを使用する前に,メッセージ類似性を持っていないか,つまり関連メッセージの交換要求がないか,自分のアプリケーションを調査しなければなりません。クラスタでは,該当するキューを保持しているキューマネジャにメッセージがルーティングされます。したがって,メッセージ類似性を持っているアプリケーションのロジックは無効になることがあります。
例えば,質疑応答の形での連続するメッセージフローに依存している二つのアプリケーションがあるとします。すべての質問を同じキューマネジャに送信し,すべての回答をほかのキューマネジャに送り返さなければいけないとします。この場合,ワークロード管理機能が,該当するキューを保持しているだけのキューマネジャにメッセージを送信しないようにしてください。
メッセージ類似性は取り除いてください。メッセージ類似性を取り除くとアプリケーションの可用性とスケーラビリティが改善されます。
詳細については,マニュアル「TP1/Message Queue 使用の手引」を参照してください。