Hitachi

OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqarstr(キューファイルのリストア)

〈このページの構成〉

形式

mqarstr  ファイル名  キューファイル名

機能

mqabkupコマンドでバックアップしたキューファイル(メッセージ情報管理ファイル(ファイル名.cnt)とメッセージファイル(ファイル名.msg))を,OpenTP1ファイルシステム上のキューファイル(メッセージ情報管理ファイル(キューファイル名.cnt)と,メッセージファイル(キューファイル名.msg))にリストアします。

コマンド引数

● ファイル名

 〜<パス名>

リストア元のファイルの名称を指定します。

● キューファイル名

 〜<1〜59文字の文字列>

リストア先のキューファイルの名称を完全パス名で指定します。

注意事項

  1. このコマンドは,次に示すどちらかの場合にエラーになります。

    • 指定したキューファイルが,オンラインで使用中の場合

    • ファイルのうち,どちらか一つでもキューファイルのレコード数を超えた場合

  2. 次に示す場合,すでに存在するキューファイルにファイルの内容を上書きします。

    • 同一キューファイル名がOpenTP1ファイルシステム上にすでに存在する場合

    • ファイルのレコード数がすでに存在するキューファイルと同じか,または小さい場合

    上書きしたキューファイルがOpenTP1ファイルシステム上で使用する領域容量は,上書き前と変わりません。このため,上書きするキューファイルをmqadelコマンドで削除後,リストアを実行することをお奨めします。

  3. このコマンドは,リストア元のファイルのレコード長と同じレコード長のリストア先キューファイルをOpenTP1ファイルシステム上に作成します。したがって,リストアを正常に行うには次に示す条件を満たす必要があります。

    • リストア元のファイルのレコード長は,リストア先のキューファイルを作成するOpenTP1ファイルシステムのセクタ長の倍数でなければなりません。

    上記の条件を満たさない場合,このコマンドは,KFCA31182-Eのメッセージを出力して異常終了します。この場合は,リストア先のキューファイルを作成するOpenTP1ファイルシステムのセクタ長を見直して再度実行してください。