mqarles(キューファイルの閉塞解除)
機能
指定したキューファイルの閉塞状態を解除します。
MQAサービスがキューファイルを閉塞状態にする契機は,mqaaddコマンドが入力された時(論理閉塞)と,キューファイルの障害を検知した時(障害閉塞または一時的障害閉塞)です。このコマンドは,論理閉塞状態および一時的障害閉塞状態だけを解除できます。障害閉塞状態のキューファイルに対してこのコマンドを入力すると,エラーになります。
-
論理閉塞状態の場合
メッセージを操作する場合は,組み込んだキューファイル(A系ファイル)に対し,mqarlesコマンドを入力してください。バックアップキューファイルに対するmqarlesコマンドの入力は不要です。
-
一時的障害閉塞状態の場合
一時的障害閉塞が発生しているキューファイルを指定してください。一時的障害閉塞でないキューファイルを指定した場合,コマンドはエラーになります。
オプション
● -s l|t
解除する閉塞状態を指定します。次に示すどちらかを指定します。
-
l:論理閉塞を解除します。
-
t:一時的障害閉塞を解除します。
省略した場合は,論理閉塞が解除されます。
● -f キューファイル名
〜<1〜59文字の文字列>
閉塞状態を解除するキューファイルの名称を指定します。
注意事項
論理閉塞状態の場合,mqaaddコマンドでキューファイル二重化構成にキューファイルを組み込んだとき,キューファイル(A系ファイル)に対して入力するとバックアップキューファイル(B系ファイル)の閉塞解除も行います。バックアップキューファイル(B系ファイル)を指定するとエラーになります。
出力メッセージ
出力メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA04208-E |
MQAサーバのV/Rが誤っています。 |
標準エラー出力 |
KFCA04209-E |
メモリ不足で処理を続行できません。 |
標準エラー出力 |
KFCA04211-E |
キューファイル名の文字数が59文字を超えています。 |
標準エラー出力 |
KFCA04215-E |
タイムアウトとなりました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04300-E |
コマンドで指定した引数の数が正しくありません。 |
標準エラー出力 |
KFCA04301-E |
定義解析中にエラーが発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04302-E |
MQAサービスが終了処理中です。 |
標準エラー出力 |
KFCA04303-E |
RPCでネットワーク障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA04304-E |
MQAサービスが起動されていません。 |
標準エラー出力 |
KFCA04329-E |
指定したキューファイルは閉塞されていません。 |
標準エラー出力 |
KFCA04332-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA04334-E |
指定したキューファイルは閉塞処理中です。 |
標準エラー出力 |
KFCA04338-E |
指定したキューファイルは障害閉塞状態です。 |
標準エラー出力 |
KFCA04339-E |
指定したキューファイル名は存在しません。 |
標準エラー出力 |
KFCA04343-I |
キューファイル,およびバックアップキューファイルの閉塞解除を完了しました。 |
メッセージログファイル |
KFCA04344-I |
キューファイルの閉塞解除を完了しました。 |
メッセージログファイル |
KFCA04346-E |
指定したキューファイルは,バックアップキューファイルのため指定できません。 |
標準エラー出力 |
KFCA26184-E |
プロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。 |
標準エラー出力 |
KFCA31120-E |
RPCインタフェースで異常を検知しました。 |
標準エラー出力 |
KFCA31173-E |
OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。 |
標準エラー出力 |
KFCA31180-E |
MQAサービス専用共用メモリが参照できません。 |
メッセージログファイル |
KFCA31188-I |
キューファイルを正常状態に変更しました。 |
メッセージログファイル |
KFCA31189-E |
キューファイルを正常状態に変更できませんでした。 |
メッセージログファイル |
KFCA31190-E |
指定したキューファイルは一時的障害閉塞ではありません。 |
標準エラー出力 |