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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqarles(キューファイルの閉塞解除)

〈このページの構成〉

形式

mqarles 〔-s {l|t}〕 -f  キューファイル名

機能

指定したキューファイルの閉塞状態を解除します。

MQAサービスがキューファイルを閉塞状態にする契機は,mqaaddコマンドが入力された時(論理閉塞)と,キューファイルの障害を検知した時(障害閉塞または一時的障害閉塞)です。このコマンドは,論理閉塞状態および一時的障害閉塞状態だけを解除できます。障害閉塞状態のキューファイルに対してこのコマンドを入力すると,エラーになります。

オプション

● -s lt

解除する閉塞状態を指定します。次に示すどちらかを指定します。

  • l:論理閉塞を解除します。

  • t:一時的障害閉塞を解除します。

省略した場合は,論理閉塞が解除されます。

● -f キューファイル名

 〜<1〜59文字の文字列>

閉塞状態を解除するキューファイルの名称を指定します。

注意事項

論理閉塞状態の場合,mqaaddコマンドでキューファイル二重化構成にキューファイルを組み込んだとき,キューファイル(A系ファイル)に対して入力するとバックアップキューファイル(B系ファイル)の閉塞解除も行います。バックアップキューファイル(B系ファイル)を指定するとエラーになります。

出力メッセージ

出力メッセージID

内容

出力先

KFCA04208-E

MQAサーバのV/Rが誤っています。

標準エラー出力

KFCA04209-E

メモリ不足で処理を続行できません。

標準エラー出力

KFCA04211-E

キューファイル名の文字数が59文字を超えています。

標準エラー出力

KFCA04215-E

タイムアウトとなりました。

標準エラー出力

KFCA04300-E

コマンドで指定した引数の数が正しくありません。

標準エラー出力

KFCA04301-E

定義解析中にエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFCA04302-E

MQAサービスが終了処理中です。

標準エラー出力

KFCA04303-E

RPCでネットワーク障害が発生しました。

標準エラー出力

KFCA04304-E

MQAサービスが起動されていません。

標準エラー出力

KFCA04329-E

指定したキューファイルは閉塞されていません。

標準エラー出力

KFCA04332-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA04334-E

指定したキューファイルは閉塞処理中です。

標準エラー出力

KFCA04338-E

指定したキューファイルは障害閉塞状態です。

標準エラー出力

KFCA04339-E

指定したキューファイル名は存在しません。

標準エラー出力

KFCA04343-I

キューファイル,およびバックアップキューファイルの閉塞解除を完了しました。

メッセージログファイル

KFCA04344-I

キューファイルの閉塞解除を完了しました。

メッセージログファイル

KFCA04346-E

指定したキューファイルは,バックアップキューファイルのため指定できません。

標準エラー出力

KFCA26184-E

プロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。

標準エラー出力

KFCA31120-E

RPCインタフェースで異常を検知しました。

標準エラー出力

KFCA31173-E

OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。

標準エラー出力

KFCA31180-E

MQAサービス専用共用メモリが参照できません。

メッセージログファイル

KFCA31188-I

キューファイルを正常状態に変更しました。

メッセージログファイル

KFCA31189-E

キューファイルを正常状態に変更できませんでした。

メッセージログファイル

KFCA31190-E

指定したキューファイルは一時的障害閉塞ではありません。

標準エラー出力