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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqalsmsg(メッセージの表示)

〈このページの構成〉

形式

mqalsmsg 〔-s  メッセージ開始番号〕〔-e  出力メッセージ数〕
         〔-o  メッセージ内容出力バイト数〕  〔-vキュー名

機能

指定したキュー名に登録されているメッセージ情報を表示します。

オプション

● -s メッセージ開始番号

 〜<1〜2147483647>

指定したキュー名に登録されているメッセージの先頭からの開始番号を指定します。

省略した場合,指定したキュー名に登録されているメッセージの先頭が指定されたものと見なします。

● -e 出力メッセージ数

 〜<1〜100>

-sオプションで指定されたメッセージ開始番号から,メッセージ情報を表示するメッセージ数を指定します。

省略した場合,1メッセージの情報を表示します。

● -o メッセージ内容出力バイト数

 〜<1〜1000>(単位:バイト)

指定したキュー名に登録されているメッセージ内容の先頭からのバイト数を指定します。

省略した場合,メッセージ内容は出力されません。

● -v

MQMD構造体のすべての情報(構造体バージョン2の情報)を表示します。

省略した場合,構造体バージョン1の情報だけを表示します。

コマンド引数

● キュー名

 〜<1〜48文字のMQ文字列>

出力するメッセージが登録されているキュー名を指定します。

なお,次に示す種類のキューは指定できません。

  • リモートキュー

  • モデルキュー

出力形式

● キューマネジャの属性

[図データ]

注※

バージョン2の構造体の情報です。

AA

メッセージ開始番号

BB

メッセージ終了番号

CC

メッセージ番号

DD....DD

構造体識別子(文字列)

EE....EE

構造体バージョン番号(10進数)

FF....FF

報告オプション(16進数)

GG....GG

メッセージタイプ(16進数)

HH....HH

メッセージ保持時間(10進数)

II....II

報告メッセージ返答コード(16進数)

JJ....JJ

マシンコード形式(16進数)

KK....KK

文字セット識別子(16進数)

LL....LL

フォーマット名(文字列)

MM....MM

メッセージ優先度(10進数)

NN....NN

メッセージ永続性(MQPER_PERSISTENT,またはMQPER_NOT_PERSISTENT)

OO....OO

メッセージ識別子(文字列)

PP....PP

メッセージ識別子(16進数)

QQ....QQ

相関識別子(文字列)

RR....RR

相関識別子(16進数)

SS....SS

ロールバック回数(10進数)

TT....TT

応答キュー名(文字列)

UU....UU

応答キューマネジャ名(文字列)

VV....VV

ユーザ識別子(文字列)

WW....WW

ユーザ識別子(16進数)

XX....XX

課金トークン(文字列)

YY....YY

課金トークン(16進数)

ZZ....ZZ

アプリケーション識別データ(文字列)

aa....aa

アプリケーション識別データ(16進数)

bb....bb

登録アプリケーションタイプ(16進数)

cc....cc

登録アプリケーション名(文字列)

dd....dd

登録日付(文字列)

ee....ee

登録時刻(文字列)

ff....ff

登録元データ(文字列)

gg....gg

グループID(文字列)

hh....hh

グループID(16進数)

ii....ii

論理メッセージの順序番号(10進数)

jj....jj

データのオフセット(10進数)

kk....kk

メッセージフラグ(16進数)

ll....ll

元のメッセージの長さ(10進数)

mm....mm

メッセージ長(10進数)

nn....nn

メッセージ内容(16進数)

oo....oo

メッセージ内容(文字列)

文字列の中にMQ文字列,および空白以外の文字がある場合は,その文字を.(ピリオド)に変換し出力します。

注意事項

  1. アプリケーションからのメッセージ登録/取り出し中,および転送中のメッセージは表示できない場合があります。

  2. このコマンドはMQOPEN命令およびMQGET命令を使用してメッセージを検索して表示するため,指定したキューの取り出しが禁止されている場合,コマンドが失敗します。

  3. メッセージ滞留時間を監視する場合,メッセージ保持時間が終了したメッセージはmqalsmsgコマンドの表示対象になりませんが,mqainqコマンドで表示されるメッセージ登録数に含まれます。

  4. 別名キュー(ベースキューがリモートにあるクラスタ共用キュー)を指定してこのコマンドを実行すると,次に示すエラーメッセージが出力されます。

    「KFCA31030-E コマンド実行中に異常を検知しました。関数名=MQOPEN  理由コード=2082」

出力メッセージ

出力メッセージID

内容

出力先

KFCA04208-E

MQAサーバのV/Rが誤っています。

標準エラー出力

KFCA04209-E

メモリ不足で処理を続行できません。

標準エラー出力

KFCA04215-E

タイムアウトとなりました。

標準エラー出力

KFCA04300-E

コマンドで指定した引数の数が正しくありません。

標準エラー出力

KFCA04301-E

定義解析中にエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFCA04302-E

MQAサービスが終了処理中です。

標準エラー出力

KFCA04303-E

RPCでネットワーク障害が発生しました。

標準エラー出力

KFCA04304-E

MQAサービスが起動されていません。

標準エラー出力

KFCA04310-E

コマンドに指定されたパラメタの値が誤っています。

標準エラー出力

KFCA04331-E

キュー名の文字数が48文字を超えています。

標準エラー出力

KFCA04337-E

指定したキュー名は存在しません。

標準エラー出力

KFCA04369-E

キュー名に指定できない文字を指定しています。

標準エラー出力

KFCA26184-E

プロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。

標準エラー出力

KFCA26189-E

プロセス固有領域のメモリ不足で処理を続行できません。

標準エラー出力

KFCA26193-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFCA31025-E

指定したメッセージ開始番号からは,メッセージが存在しません。

標準エラー出力

KFCA31030-E

コマンド実行中に異常を検知しました。

標準エラー出力

KFCA31044-E

指定したキュー名は指定できない種類のキューです。

標準エラー出力

KFCA31115-E

コマンドに対して処理結果を送信できません。

メッセージログファイル

KFCA31120-E

RPCインタフェースで異常を検知しました。

標準エラー出力

KFCA31173-E

OpenTP1がオンライン状態ではないため,コマンドを実行できません。

標準エラー出力