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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


トランザクションサービス定義

MQCサーバ機能の定義のうち,トランザクションサービス定義について説明します。

トランザクションサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

〈このページの構成〉

概要

MQCサーバ機能で,TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用するには,トランザクションサービス定義にMQCサーバ機能の定義を追加する必要があります。トランザクションサービス定義の定義ファイル名を次に示します。

$DCCONFPATH/trn

形式

〔set  trn_crm_use = Y|N〕

機能

MQCサーバ機能を開始するための情報を定義します。

オペランド

● trn_crm_use=Y|N

 〜《N》

このノードのMQCサーバ機能で,TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用するかどうかを指定します。TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用する場合,必ずYを指定してください。

  • Y

    TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用します。

  • N

    TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用しません。

注意事項

trn_crm_useオペランドにYを指定しないでTP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを使用した場合の処理の流れを次に示します。

  1. TP1/Message Queue Accessからグローバルトランザクションを開始します。

  2. MQPMO_MQSYNCPOINT,またはMQGMO_SYNCPOINTを指定して,MQPUT命令,MQPUT1命令,およびMQGET命令を発行します。

  3. 理由コードMQRC_UNEXPECTED_ERRORがTP1/Message Queue Accessへ返却されます。また,MQCサーバ側にKFCA00910-Eメッセージが出力されます。